家に着くまでが遠足とよく言うけれど
本格的な観光はこの日がラスト。
ラストのお楽しみがウィーン国立歌劇場である。
そうウィーンと言えば
誰でも思い浮かべるのが音楽である。
といっても盛んなのはメタルではなくクラシックだが。
それでも音楽家なら一度は訪れておきたい場所だ。
時期関係なく至る所で演奏会が開かれている。
ウィーン少年合唱団なんかは知っている人も多いだろう。
また個人的に気になっているのが
同世代で映画好きならともかく
知っている人はいないかもしれないが
白黒のフィルム・ノワール映画「第三の男」の
舞台となっている街でもある。
映画で登場する観覧車などが今でも残っていて
それらを一目見たいと思っていた。
このように古い建造物もたくさんあって
ここでも旧市街を含む歴史地区は世界遺産となっている。
世界の都市総合ランキングでは第10位と評価されたが
ヨーロッパの街は特に新旧が共存しているのが魅力である。
さてこの日は一日中ウィーンにいるのだが
ここまで魅力的なものが多いとどこに行こうか迷う。
これまであまり買い物をしていないので
やることが多くて時間が足りるかどうか。
まあ絶対に足りるわけがないのだが。
オペラ座のチケットを予約しているわけではないので
まずは当日券をゲットできる時間と
公演項目を当日に調べるといういい加減さ。
何故予約をしなかったのかというと
私たちは平民以下の人間なので
ドレスコードもへったくれもなく
なんとメタルTシャツで行くという
軽く喧嘩を売っているような人間は
スタンディングじゃないと
つまみ出されるに違いないわけで
そうなるとスタンディングは
当日券しかないので並んで買うしかないのだ。
まあ私たちにはお馴染みの立ち見がお似合いだ。
実際スタンディングとなると
料金が格段と安くなるわけで
そこらへんで飯を食べるより安い。
いざ鑑賞してみるとステージがよく見えるではないか。
ただ長丁場なので足が疲れるが
そんなもんは慣れっこなので
そこが耐えられればスタンディングで十分だと思う。
でもさすがに章の間の休憩時間は
座りたかったので地べたでしゃがんでいたら
品がないと注意されてしまいました。笑
そして肝心の公演項目なのだが
やはり私たちにはメタルに縁があるのか
LOU REEDがMETALLICAとコラボしたアルバムの
ジャケットにもなっている『Lulu』だ。
この現代ミュージカルが
いかにも私っぽい。
公演が終わったら
時間的にホテルに帰るしかないので
チケット販売までに
観光と買い物を済ませなければならない。
よって大量のお土産を持って
オペラを鑑賞するという恥ずかしさ。
しかしご安心あれ。
ちゃんとクロークがあり荷物を預かってくれます。
しかも無料で。
だがジャケットまで脱がされ
このクソ寒い時期に半袖で彷徨くという
これはこれで恥ずかしい羽目に。
まあ私はそんなこと気にしませんが。
そんなことで
オペラ座の話が長くなってしまったが
まずは有名な世界遺産である
シェーンブルン宮殿へ。
ガイドをお願いしたのだが
ガイドのくせに聞き取りづらいので
ほとんど概要を聞いていなかった。
内部は撮影禁止だが
見ているだけで楽しいかもしれない。
庭園がとにかく広い。
あとは一通り有名だと思われる建物を
地下鉄とトラムをうまく活用して
カメラに収めることに。
地元の人に助けてもらいながら。笑
途中お腹が空いたので
ウィーン大学の学食に寄ってみた。
リーズナブルだし大学生たちの様子を窺いたくて。
これじゃあメニューがわからないなと思って中に入ったら
ちゃんと食品サンプルがあったので
昨日食べたのにも拘わらず
シュニッツェルをオーダー。
レストランの味と変わらない!
寧ろこちらの方が美味いのではないか?
というくらいのクオリティで
目では女子大生を楽しみながら。
ちょっと勇気は必要だが
学食でランチというのも有りである。
あとは中心部の有名な通りである
ケルントナー通りで買い物って感じだろうか。
買い物といっても
私たちの場合は専らスーパーである。
ばらまき土産なんてスーパーで十分だ。
あとはワインを税金がかからない程度に。
クリスマスマーケット全然活用してないな。
正直都会のクリスマスマーケットはあんまり魅力ない。
やり残したことはないかな?
ザッハトルテ食べたかったなー。
だが希望があった。
オペラ後でも営業しているではないか!
しかもオリジナルのホテル『ザッハー』は
オペラ座の隣。
やはり有名ホテルは違う。
ちょっと場違いな気はしたが
オリジナルのザッハトルテは
ここでしか食べれないので是非食べた方がよい。
お土産が欲しいと言ったら
隣で売っているが
あと10分くらいで閉店だという。
急いで会計を済まして
兄ちゃんにチップを渡し
これで思い残すことはなくなった!はずである。
私たちの旅に関わってくれた
みなさんありがとう!
そしてまたアムステルダム空港で
5時間も待たなければいけないのか。
ユーロを使い切るために
オランダのお土産も増えてしまうという。
やっと完結しましたね。
思い出しながら文章を考えるのは楽しかったです。
また行きたくなりました。
ウィーンはもう一度行くかもしれませんね。
それではSee you!