アメリカのネブラスカ州オマハで結成された
自称”ボンバスティック・メロディック・キャッチー・スピード・パワー・メタル”
よってDRAGONFORCEと比較されることが多い。
アメリカらしい部分はほとんどなく
言われなければヨーロッパのバンドだと思うだろう。
LOUD PARK 07で初来日するも
それからは鳴りを潜めていた。
そのときは私も現場にいたが
日本人彼女募集中というTシャツで
演奏していたことくらいしか思い出せない。
(l. to r.)
Diego Valadez(ディエゴ・ヴァラデズ)<key>
Nick Mccallister(ニック・マカリスター)<ds>
James Pickett(ジェイムズ・ピケット)<b>
Chris Petersen(クリス・ピーターセン)<g, vo>
2006年 1st ENTER DECEPTION
1. Leaving All Behind
2. A Sign Far Beyond
3. Never Again
4. Forever Unbound
5. Seen Through Time
6. Wakening
7. Releasing The Shadow
8. No Chances Lost
アメリカ版DRAGONFORCEと言われるのも無理もない。
若さ特有の勢いがありスピード感があった。
ただしデビュー時は鍵盤奏者はいなかったので
根本的には違うと思うのだが
アレンジという点ではまだ未熟。
ハイトーンのヴォーカルも力量はあるが
どうもメロディが頭に残らない。
ギターも随所で良いフレーズがあるのだが
曲としての纏まりに欠ける。
それで長めの曲をやるもんだから
余計印象に残らないのかもしれない。
2017年 2nd OFF THE GRID
1. Sole Survivors
2. Break Heresy
3. Shadowfold
4. Wake Up The Tyrant
5. Off The Grid
6. Swallow Your Pride
7. Shimmering Status
8. Good Enough
9. This Means War
10. Running Riot
JAPANESE BONUS TRACK
11. Faceless Dark
先々月発表した11年ぶりの新作。
すっかりと忘れていたがまだ活動していたらしい。
初期のメンバーはクリス・ピーターセンのみ。
その彼がリード・ヴォーカルを担当。
彼のヴォーカルは初期の人より好きである。
ギターとの兼任はこの音楽性だけに難しそうだが
現在では自信がついてきたようだ。
メンバー写真では4人しかいないが
レコーディングしたのがこの4人というだけで
現在はもう一人のギタリストである
エリック・マイヤーズという人物がメンバーにいる。
鍵盤奏者を迎えているので
DRAGONFORCEと似通ってしまったが
実際の音楽を聴くとそうとは思わない。
SWALLOW YOUR PRIDEのブラスト・ビート部分は
そうかなとは思うが
アレンジも成長したし
メロディも全部が印象に残る。
勢いが衰えたという表現は間違いで
その必要性がないだけだ。
曲もコンパクトだし
私にとってはかなりお気に入りの傑作。
Good Enoughは映画「グーニーズ」の主題歌で
シンディ・ローパーのカヴァー。
これでやっとアメリカを連想させるが
妙にしっくりきてるのでさらに好印象。