バンド「BE THE WOLF」

2011年にイタリアのトリノから誕生したトリオ・バンド。

某雑誌の読者投票で新人賞を獲得し

初来日まで済ませてしまったという

スター性溢れるブライテスト・ホープ。

トリオと聞くとDIZZY MIZZ LIZZYが頭に浮かぶのだが

イタリアのような陽気さは薄く

欧州らしい湿っぽさという点では

似ているかもしれないが

シンプルでストレートなサウンドと

エモーショナルなヴォーカルは

また違った中毒性があるかもしれない。

やはりファンク、ソウル、フォークからの

影響もある曲の良さと

ヴォーカルの声質&メロディが売りだろう。

あとはイタリアらしいルックスの良さだろうか。

 

BE THE WOLFメンバー

(l. to r.)

Marco Verdone(マルコ・ヴェルドネ)<b>

Federico Mondelli(フェデリコ・モンデッリ)<vo&g>

Paul Canetti(ポール・カネッティ)<ds>

 

結成当初は4人編成だったみたいだが

ギターが一人減ったことにより

リズムに徹していたマルコのベースも

動きが出て目立つようになったとか。

ポールのドラムセットもなるべくシンプルに

それでいてダイナミックな演奏を心がけているらしい。

とてもグルーヴィで相性はいいようだ。

 

2016年 2nd  ROUGE

 

ROUGE

 

1. Phenomenons

2. Down To The River

3. Animals

4. Blah Blah Blah

5. Shibuya

6. Gold Diggers

7. Peeps

8. Rise Up Together

9. The Game

10. Freedom

11. Locked Out Of Heaven

 

6月の初来日ライヴを収録した

ボーナスCDが付いた初回生産限定盤。

ジャケットからもわかるように

フランス語で”赤”というタイトルを

モチーフにしたアルバムは

それらを連想させる歌詞はもちろんのこと

信仰というテーマも重要になっている。

デビュー作はスルーしたのだが

話題となっているようなので買ってみた。

するとゴリゴリのメタルではないのだが

毎日聴きたくなってしまう中毒性がやはりある。

しかしメタル・バンドからの影響はかなり窺える。

前述したジャンルからの影響もあるが

特にクラシック・メタルの影響が強い。

Rise Up Togetherなんかは

IRON MAIDENやゲイリー・ムーアを想起させる。

なのでそれらをうまく消化し

多彩な曲作りで飽きさせない内容になっていて

とても病みつきになる。

因みに初来日したときに

作ったという曲(タイトルで一目瞭然)もあり

また今回はブルーノ・マーズのカヴァーを収録し

見事にマッチした演奏を聴かせる。

しかしライヴ音源はあんまり良いとは言えない。

運びも含めそこらへんはまだ発展途中という感じだ。

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