バンド「NIVA」

スウェーデンで活動していた

AXIAというバンドが母体のようだが

そのバンドのシンガーであったトニー・ニヴァが

主体となっているバンド。

何故にこんな書き方なのかというと

メンバー写真は彼だけだし

アルバムで参加メンバーが異なっていたりと

実際はソロ・バンド的な意味合いが強いかもしれない。

 

トニー・ニヴァ

 

バンドはデビューしてすぐに休眠状態になったが

彼はその間LION’S SHAREに在籍していたことでも有名で

キャリア的には申し分ない。

そしてGRAND ILLUSION等でプレイしていた

ロジャー・ラングレンやマーカス・ペルソンといった

メンバーで突如再復活。

音楽性は好物のメロディック・ハードでございます。

彼の伸びやかなハイトーンと

哀愁あるバラード調な

ヴォーカル・メロディが一番の売りだろう。

 

2014年 4th  INCREMENTAL IV

 

INCREMENTAL IV

 

1. Don’t You Know

2. Crush

3. Better Just Forgotten ◎

4. Magnitude ◎

5. The Reason Why

6. Travel Back In Time

7. Play The Game

8. Only You ◎

9. Lost And Found

10. All By Myself

11. Coming Back To You

BONUS TRACKS

12. In The Ray Of Light

13. Leading Me On Again

 

定評があった前作から1年と経たずに発表された。

勢いを落としたくないからという考えだろうが

如何せんミックスが甘い。

ギターは引っ込んでいるし

アウトロもお粗末な感じで

淡々とした印象を受ける。

ただヴォーカル・メロディに関しては一級品で

歌ものとして聴くなら十分に楽しめる。

これだとソロという意味合いが

ますます強くなってしまうが

やっつけ仕事として捉われてしまうようなら

アレンジをしっかりして

サウンドもきっちりすれば

もっと良いものになっただけに少し残念。

 

2016年 5th  ATMOSPHERICAL

 

ATMOSPHERICAL

 

1. Dressed To Kill

2. Déjà Vu

3. Spirit Of The Night

4. Forbidden Lover

5. I’m On A Roll

6. Evil Rose

7. Raise Your Voice

8. The Mountain ◎

9. Play Our Songs

10. Wall Of Bricks

BONUS TRACK

11. Long Road To Hell & Back

 

先々月発表されたばかりの新譜。

前作の欠点を指摘されたのか

ギターはアクティヴになり

サウンドもバンドを意識したものとなった。

これからアクティヴに活動して

ライヴをどんどんやるぞ!

という意気込みが伝わってくるようだが

参加メンバーは一新されているようだ。

ただ一番の売りである

ヴォーカル・メロディは前作の方が良かった。

どうも似たような作りになっていて

トニーの良さがあまり伝わってこない。

やはりNIVAの典型的と言えるバラード調な

メロディも必要である。

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