今回は相方とその友人も一緒に。
第三者を利用し相方初の2000m越えに。
しかもクサリ場ばかりのアドベンチャーな山。
私の策略であったが相方はしっかりと調べていたようだ。
ビビってはいたがもう後には引けない。
相方「高山病は大丈夫か?」
私「2000mじゃほとんどならねーよ。
ただ気圧の変化に弱い人は多少影響はあるかもな」
相方「ギョッ!」
どんだけ心配してんだ。
朝4時前に起きて友人宅へ。
初めてRED BULLを飲んで眠気を吹き飛ばしたが
あんまり美味くはないですね。
山のときは私が運転と決まっている。
勝沼ICで降り登山口駐車場へ向かったが
既に車が何台か止まっていた。
とここでもう一人の登場人物が。
既に3回も登っているというおっちゃんに出会う。
この人のペースがちょうど良いらしく
ついて行ったのはいいが
まさか山頂までお供することになるとはね。
ここいらが第一休憩ポイント。
あれだけ雨が降っていたのに銀晶水は枯れてます。
なので駒止で一杯。
おっちゃんも座ってました。
相方は胃の調子が悪いらしい。
私の文句ばっかり言っていますが
これはまだまだ元気だったのです。
ここが第二休憩ポイント。
私は余裕だが相方らの体力はチーター以下なので
こまめな休憩が必要である。
水は豊富にあったが
ただ地面から流れてきているだけではないか。
これでは湧いているポイントがわからず
これは飲みたくないと思っていたが
隣で例のおっちゃんががぶ飲みしているではないか!
大丈夫かおっちゃん。
しばらく行くと原っぱに出る。
ここが十字路となっている国師ヶ原。
ここでは休憩せず乾徳山をバックに写真撮影しよう。
便意を催したら建てられたばかりだという
高原ヒュッテでバイオトイレを借りよう。
ここは避難小屋となっていて食料も置いてあった。
次の休憩は月見岩までお預けである。
ここは最高だぜ。
ススキに囲まれ反対を向けば
雲が幻想的で絵画みたいな絶景である。
天も我々に味方をした。
昨日まで雨が続いていたのだから。
9月は一週間くらいしか晴れていないのではないか?
ここまで来たら相方らのテンションも上がり
来てよかったと思えたことだろう。
ここからまた樹林帯へ入り
岩場が増えいよいよ醍醐味のクサリ場が待ち受ける。
クサリ場の途中で撮ってみた。
ビビリの相方に対し友人は楽しそうだ。
ここまで来たら恐怖というより楽しさが勝ると思うのだが。
山頂直下の垂直のクサリ場ではビビリすぎて
迂回路で行くと言いだした。
ここでおっちゃんの見せ場である。
私がここまで来て逃げるのかと説得していると
おっちゃんも見かねて説得してくれたので
登る決心がついたようだ。
アドバイスと先に手本を見せてくれたので
心強かったことだろう。
ただおっちゃんも苦戦していたが。
そして相方の出番である。
登り始めたと思ったらバランスを崩したのか
横に振られ岩に抱きつく始末。
それが滑稽すぎて友人と爆笑。
本人も笑っていたから意外と余裕みたいだ。
後ろには待つ人が増え
友人を無事に見送るといよいよ私の出番である。
なんだよ楽勝じゃねーか。
相方の半分も満たない時間で登ってしまった。
相方らは達成感に満ちていた。
虫が多かったので記念撮影だけして
少し降りた場所で昼食を摂ることに。
ここで昼食。
ちょっと食べ過ぎてしもうた。
相方は相変わらず胃の調子が悪いようだ。
帰りはクサリ場を避けようとしたが
やはりここの醍醐味はクサリ場だと思うので
また山頂に行くのも面倒くさいし
国師ヶ原までは同じ経路を利用した。
そこからは道満山経由で尾根を下っていくのだが
ここで相方の胃がピークを迎えた。
吐き気に耐えながら無言で下っていく。
ここが一番しんどかったらしい。
二人は無言で私の後をついてくる。
私は歌っていたが。
うっかり通り過ぎてしまいそうだった。
何もない山頂である。
往復登山が嫌いでなければ
来た道を帰るのが利口である。
思ったよりペースが落ちてしまったので
夕方になってしまった。
恒例の温泉に入ってのんびり帰ろう。
運転は私だが高速では25kmの渋滞で
家に着く頃には完全に夜になってしまった。
もう速攻で寝ましたよ。
相方らもよく頑張ったと思う。
これで少し魅力が伝われば嬉しいが。