石老山

これは行く前日のことである。

梅雨に入り先週も先々週も雨。

この日も強い雨が降っていた。

私「明日は晴れるみたいだから山に行こう」

相方「きっと道ぐちゃぐちゃだよ」

私「1日中降るわけじゃないから大丈夫」

相方「・・・」

仕事から帰ってくると

相方は一言も発しない。

だが機嫌が悪いようではないようだ。

私「なんだよ気持ちわりぃな」

相方「心の準備ができていないから明日はやめよう」

私「結局そのことか。まあ俺も疲れているからわかったよ」

近場の低山に心の準備もあるかよ。

と思いながら当日起きたらやはり晴れている。

そうなるとやはり行きたくなる。

私「さあ山に行くぞ!」

相方「行かないって言ったじゃん。急に言われても準備できてないし困る」

別に急じゃなく前々から言ってるじゃねーか。

私「じゃあ朝も夜ご飯も奢ってやるよ」

相方「食べ物で釣るんじゃない」

ガキのような態度をとりながらも

なんだかんだ行く気はあるようだ。

わかりやすいんだかようわからん野郎だ。

そんなことでのんびりスタート。

 

ここ石老山は奇岩や巨岩が連なった山で

それが名前の由来になっているのかは不明だが

顕鏡寺などの見所もあり

展望台があったりと変化に富んでいるので

退屈しない山歩きができる。

相方も気分が良いようだ。

精神病院裏の登山口で団体さんと出くわしたが

山頂で一緒になるのは嫌なので早めに登る。

しかしお寺の人とおしゃべりしてしまい追いつかれた。

 

顕鏡寺

 

ここはイチョウや道志岩窟が有名らしい。

ここを過ぎると

さくらハイキングコースと八方岩コースに分かれるが

前者は比較的楽らしい。

しかし最大の巨岩が見られるのは八方岩コースなので

こちらをお勧めしたい。

これが石老山最大の擁護岩である。

 

擁護岩

 

収まりきらないほどでかい。

八方岩では視界が開けるが

その後すぐに相模湖が見える融合平見晴台がある。

 

融合平見晴台

 

ここで小休憩しおやつをぱくり。

もうひと頑張りしたら山頂だ。

 

石老山山頂

 

樹間から丹沢が見えるが

天候が良いと富士山も見えるらしい。

がっつりした食料は持ってきてないので

のんびりしてたら団体さんがご到着。

五月蝿くなるので早々に退散。

遠回りになるが往復登山は嫌いなので

大明神山方面へ。

ここは随一展望が良いという理由で

相方に喝を入れる。

 

大明神展望台からの相模湖

 

木が少し邪魔だな。

ここからは豪勢な夕飯を楽しみに生きるしかない。

相方のモチベーションはそれのみである。

しかも着替えを持ってこなかった

やる気ない相方のために服屋に寄った。

これからはもっとやる気だそうね。

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