2000年に結成された
ノルウェーのオスロ出身のプログレッシヴ・メタル・バンド。
DREAM THEATERやSYMPHONY Xからの影響が濃厚だが
このバンドの魅力はヴォーカルの良さ。
DREAM THEATERばりの難解なフレーズや変拍子はあるものの
北欧らしい歌メロが印象に残り
素直に乗れないからプログレは取っ付きにくいという人も
聴きやすいと思う。
(l. to r.)
Truls Haugen(トルルス・ハウゲン)<ds>
Lasse Finbråten(ラッセ・フィンブラテン)<key>
Michael Eriksen(マイケル・エリクセン)<vo>
Glen Møllen(グレン・モーレン)<b>
Mats Haugen(マッツ・ハウゲン)<g>
KAMELOTのロイ・カーン代役をした
マイケル・エリクセンの声は非常に好みで
真似したいシンガーの一人。
正直ジェイムズ・ラブリエより断然いいと思う。
ギターとドラムは兄弟だが
LOUD PARK 12で観た時のマッツの音色は素晴らしかった。
演奏力もコテコテのプログレ・ファンも納得だろう。
第一演奏力がなきゃこのジャンルはできないけど。
2007年 2nd ISOLATE
1. A Darkened Mind ◎
2. Abyss ◎
3. Wither
4. Sane No More
5. Arrival Of Love ◎
6. Zero
7. Mouth Of Madness
8. From Childhood’s Hour…
9. Ultimate Sacrifice
日本デビュー作で好評により1stも日本盤が発売された。
キーボードのエスペン・ストロが脱退しラッセが加入。
このアルバムのハイライトは何と言ってもArrival Of Loveである。
プログレの要素は少なく寧ろメロハーっぽいが
正直プログレから脱却した方が
もっと人気が出るのではと思うが
それだとコテコテなプログレ・ファンは離れるだろう。
それと相まった音楽が彼らの魅力なのだから。
プログレだけどとても親しみやすい
これからが興味深いバンドである。
2016年 4th HAVOC
CD1
1. The Weight
2. Highest Bitter
3. Havoc
4. Pages
5. Flames
6. Loved Ones
7. After The Fire
8. Remember
9. Chivalry
BONUS TRACKS
10. Loath
11. I Am (LIVE)
CD2
1. Forging
2. Namaste
3. The One
4. Arrival Of Love
5. Abyss
6. Alive
7. Game Of Life
8. Last Goodbye
先々月発表された新譜。
LOUD PARK 12の音源が付いている初回生産限定盤。
だがI Amだけ本編のボートラに移動している。
なぜそんな余計なことをするんだと思うわけで
しかもこれは映像として欲しかったところだ。
前作は聴くほど奥が深いアルバムだったが
本作はマイケルの歌を生かした最も聴きやすいアルバム。
個人的には早くも今年のベストに入るかもしれない。
最初聴いた時はシンプルすぎるリフで始まったので驚いたが
中盤でプログレ要素が戻ってくる。
まあそれが物足りないという人も多いだろうが
メロディ重視の私にはとても嬉しい。
でもThe Weightを歌うのは意外と難しいのだ。
その他の特徴としては明暗がはっきりしていること。
1曲目は歌で勝負していることを示し
2曲目から4曲目まではダークでモダンなヘヴィ。
5曲目から一転として爽快でポップな感じになり
そのどれもがお気に入りという
初めての人にも聴きやすいアルバムである。