2007年に結成されたカナダ出身の正統派メタル・バンド。
近年正統派クラシック・メタルを見直す傾向にあるのか
IRON MAIDENを筆頭に
80年代のサウンドを継承したバンドが増えてきているが
彼らもその中の一つ。
キャッチーなハイトーン・ヴォーカルや
ツインギターのハーモニーは勿論だが
ただ彼らの場合は押しが強いのが印象的。
(l. to r.)
Tim Brown<g>
Dan Cleary<vo>
Adam Brown<ds>
William Wallace<b>
結成はダンと現在は脱退しているイアンという人物。
ティムとアダムは兄弟だろうか?
顔もよく似ている気がするが。
2012年 2nd ARMED TO THE TEETH
CD1
1. Forever
2. Let It Burn
3. Lethal Force
4. It Could Be Worse
5. Fight For Your Life
6. Land Of The Lost
7. Wolf Gang
8. Feed My Fire
9. All They Way
10. Can’t Stop The Rush
BONUS TRACK
11. Poisoned Mind
CD2
1. Full Speed Or No Speed
2. Eyes In The Night
3. We Don’t Play By The Rules
4. Never Ending Nights
5. The White Knight
6. Voice Of Rock
7. Ice Cold
8. Terrorizer
9. Believe In Me
10. Hang On
11. Road Warrior
12. Lord Of The Sword
13. Fire
14. Dark Heart Of The City
15. The Keg That Crushed New York
初回プレス限定盤でCD2に1stとデビューEPが収録されているお得セット。
初めて聴いたのは最新作だが
まだ初回盤があったので勢いで買った。
順番にまずはCD2からだが
10曲目までが1stのEYES IN THE NIGHTで
11曲目からがEPのROAD WARRIORとなる。
スピードも元気も十分で
ヴォーカルもEPのようなイモっぽさは減少し
ハイトーンの伸びも良いが
ただハイトーンを出せばOKというものではない。
メロディがまだ弱いのでバランスが悪い。
最初のイントロはかっこいいと思わせてくれる曲がいくつがあるが
全体としては幅は広くないし発展途上な印象。
ただ確実に成長はしている。
続いて2ndだが
1stのスピードは失っていないし
ヴォーカルが格段と成長している。
スラッシュ・メタルのようなクランチでザクザク進むギターと2ビートにより
聴く者に押しが強い印象を与える(ジャケットもB級スラッシュっぽい)が
そこにメロディアスなヴォーカルが乗り
彼らの特徴が出てきたように思う。
これならオールド・スクールが好きな人も
納得できる一枚である。
2016年 4th STAND IN THE FIRE
1. Phoenix Lights
2. Out For Blood
3. Too Late
4. Stand In The Fire
5. The Iron Never Lies
6. Escape From Shred City
7. Outlaw
8. Locked In
9. United
10. Better Times
11. One Life
CD-R
1. Chase Your Dreams
2. In The Middle Of The Night
一枚飛んで先々月に発売された最新作。
自主制作アルバムで
ミキシングとマスタリングはフレドリック・ノルドストロームが担当。
そのためか輸入盤を日本仕様にしているので
ボーナスとしてTITAN FORCEとCHINAのカヴァーが
収録されているCD-Rが付いてくる。
ギターのクリスが脱退し
サポートとして一人起用している状態らしい。
またゲストに元PRIMAL FEARのランディ・ブラックがドラムで参加。
ミドル・テンポのToo Lateやインストが収録されていたりと
余裕が生まれたのか大人びた印象だ。
よりクラシックになったので
勢いがなくなってしまったのは残念に思う人はいるだろうが
楽曲に幅が広がりまとまりもあって完成度は高い。
前作がどんなものだったのかわからないが
これで一流バンドの仲間入りだろう。
ただ逆に個性が弱くなったと思う人もいるかも。