このバンドこそBIG4に入ってもおかしくない。
アメリカのカルフォルニア出身で
ベイエリアクランチと呼ばれるシーンの中核であるが
ザクザク刻む典型的なスラッシュの中に
メロディアスながらテクニカルなソロが印象に残る。
よってメロディを重視する私には聴きやすい。
(l. to r.)
Eric Peterson(エリック・ピーターソン)<g>
Alex Skolnick(アレックス・スコルニック)<g>
Steve Di Giorgio(スティーヴ・ディジョルジオ)<b>
Chuck Billy(チャック・ビリー)<vo>
Gene Hoglan(ジーン・ホグラン)<ds>
エリックが中心となって1983年に結成されたが
ギターの中心を担っているのは
ジョー・サトリアーニからレッスンを受けていたという
アレックスだろう。
彼は途中で脱退してSAVATAGEに加入したり
ジャズを演奏したりしていたらしい。
その間バンドはしばらく活動していたが
レーベル問題やメンバーが安定せずに解散している。
その後再始動したが
メンバーの病気などにより
うまく軌道には乗っていなかったといえる。
そして2005年にアレックスが正式に復帰し
バンドとしても完全復活した。
チャック・ビリーとエリック・ピーターソンは勿論
やはりアレックス・スコルニックが
TESTAMENTには重要なんだな。
1988年 2nd THE NEW ORDER
1. Eerie Inhabitants ◯
2. The New Order ◎
3. Trial By Fire
4. Into The Pit ◯
5. Hypnosis
6. Disciples Of The Watch ◯
7. The Preacher ◎
8. Nobody’s Fault
9. A Day Of Reckoning
10. Musical Death (A Dirge)
核戦争後の地球の出来事をコンセプトにしているが
Aerosmithのカヴァーが収録されてるのはどういうことか?
きっと歌詞がコンセプトに合っているということにしておこう。
そこを除けばかなり練って作られた高品質のアルバム。
速さや衝撃を求めるならデビュー作だが
とても巧みでドラマティックなのである。
ヴォーカルは典型的なスラッシュだが
曲調もあってか凄みを感じる。
これならスラッシュの良さがわからない人でも
好きになれるような気がする。
LOUD PARK 15で観たかったのだが
HAMMERFALLと重なるので残念である。
最後だけでも観れるように頑張りたい。