本「秘密」

1998年刊行 2001年文庫化

著者:東野 圭吾

 

秘密

 

第52回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。

映画化やドラマ化もされた代表作。

 

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは

死んだはずの妻だった。

その日から杉田家の切なく奇妙な”秘密”の生活が始まった。

 

本来笑小説シリーズが息抜きのはずなのだが

逆の立場になってしまった。

短編集「あの頃の誰か」に収録されている

『さよなら「お父さん」』が元になっているということで

設定や読み始めはコミカルなのだが

著者本人が語るように

徐々に泣きのスイッチが入ってしまっている。

実際こんなことはあり得ないわけだが

もしそうなったらどうするかという

世の中のお父さんは自分に投影して考えることだろう。

個人的にはあまり好きな内容ではないのだが

所詮私は独り身なので

勝手に言ってろと思われても仕方ないが

それでも主人公の苦悩がうまく描けていると思うし

その共感を得たことがヒットの要因だと思う。

また女性でも違った視点で楽しむことができる。

寧ろ女性の方がこういうの好きだろうな。

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