8年ぶりに来日し話題となっていた。
今月に行われた東京ドームでのライヴは大盛況だったらしい。
だがミックの交際相手が死亡したことにより
ツアーは無期延期となってしまった。
日本のファンは複雑な心境だろう。
そんな彼らは半世紀以上も活動し続け未だに現役である。
メンバーは70歳近い。
これは伝説である。
舌を出したロゴ・マークのTシャツを着た人を見かけることも多い。
ブラック・ミュージックに影響を受けた
ロックを演奏しているという音楽性により
恥ずかしながらアメリカのバンドだと思い込んでいたのだが
イギリス出身のバンドだった。
よくよく考えてみれば
結成当初まだ人種差別が根強かったアメリカで
白人がこのような音楽をやることは難しいだろう。
それを緩和するのに一役買ったという意味では
革命的だったのかもしれない。
特にブルースからの影響が強いロックに独特なリズムと
ミック・ジャガー<vo>のカリスマ性が魅力だろう。
まあアルバムの音源はかなり持ってはいるものの
あまり聴いたことがないので
知ったかぶりだと怒られてしまうだろうが。
1997年 21st BRIDGES TO BABYLON
1. Flip The Switch
2. Anybody Seen My Baby?
3. Low Down
4. Already Over Me
5. Gunface
6. You Don’t Have To Mean It
7. Out Of Control
8. Saint Of Me
9. Might As Well Get Juiced
10. Always Suffering
11. Too Tight
12. Thief In The Night
13. How Can I Stop
激安の中古で買った。
本作以降は2005年の「A BIGGER BANG」しか
スタジオ・アルバムは発表していないので比較的新しい。
ファンならもっと制作ペースを上げてほしいと思うだろうが
20枚以上のスタジオ・アルバムがあるだけで脅威である。
本作はゲスト・ミュージシャンが多く参加していることが特徴らしい。
レビューを書くためと言っちゃ何だが
私なりにじっくり聴いてみた結果
意外に聴けるなと思った。
ストーンズっぽいFlip The Switchから始まるのは良かったが
次に多くのゲストが参加しているであろう
R&Bっぽくラップみたいなものが登場する
今時の要素を取り入れた曲。
でもメロディが良いのでそれほどマイナスにはなってない。
寧ろ若者には聴きやすいと思うのでプラスだ。
またキース・リチャーズ<g>が歌うレゲエ調のYou Don’t Have To Mean Itなど
バラエティ豊かでストーンズっぽくないと思うファンもいるだろうが
これはこれでいいんじゃないか?
だがMight As Well Get Juicedのようにダメだなと思う曲もあるので
もっとコンパクトにすればなお良かっただろう。
試聴