元HELLOWEENのマイケル・キスクの新バンド。
元GOTTHARD, 元KROKUSのマンディ・メイヤー
PINK CREAM 69のデニス・ワードと
コスタ・ツァフィリオ(現在は脱退している)に
元同僚のカイ・ハンセンが加わったメンバー構成。
(l. to r.)
Mandy Meyer(マンディ・メイヤー)<g>
Dennis Ward(デニス・ワード)<b>
Kai Hansen(カイ・ハンセン)<g>
Kosta Zafiriou(コスタ・ツァフィリオ)<ds>
Michael Kiske(マイケル・キスク)<vo>
2012年 1st UNISONIC
1. Unisonic
2. Souls Alive
3. Never Too Late
4. I’ve Tried
5. Star Rider
6. Never Change Me
7. The Morning After *
8. Renegade
9. My Sanctuary
10. King For A Day
11. We Rise
12. No One Ever Sees Me
* JAPANESE BONUS TRACK
カイ・ハンセンが加わったという情報を得たときは
心配していたが杞憂に終わった。
それは本作を聴けばわかる。
何故心配していたかというと
カイのバンドであるGAMMA RAYは
最近買って聴きたいと思わなくなったからだ。
だがここには明らかにマイケルとカイのマジックがあると思う。
そこにメロディ・メーカーの連中が加わるのだから
良くないわけがないのだ。
当初試聴で地味だと感じ購入しなかったことを後悔した。
音楽性はマイケルがHR/HMシーンに戻ってきたことは喜ばしいことだが
そこはメタルを嫌っていたマイケルならではのハード・ロックで
ヴォーカルを前面に置いてはいるものの
ギター・ソロはかなり重視しているようで
リフからもメタルの要素はしっかりと感じられるのが嬉しい。
肝心のヴォーカルだがこれがメロディが素晴らしく
特にデニス作のI’ve TriedやRenegadeは哀愁があり絶品で
何故本編に入れないのかと不思議な
マンディ作のバラードThe Morning Afterも良い。
その他のマイケルとカイが作った曲も
どれも佳曲で捨て曲はなく
マイケルの本質が表れているNever Too LateやNever Change Meは
ポップなセンスが加わった面白いナンバーである。
LOUD PARK 11で再び共演した姿を見ると
結果的にカイが加わったのは間違いなく正解だったのだ。
試聴