2001年に結成されたフィンランドのヘアメタル・バンド。
2010年にデビューしLOUD PARK 10に出演。
見た目も音楽もLAメタルの要素を積極的に取り込み
80年代のヘヴィ・メタルからの影響も窺える
エネルギッシュなロックン・ロール。
世界観はやはりLAメタルが強いが
それ以上にポップでキャッチーな音楽性は
シンプルだが魅力性は十分だ。
こういったバンドが寒さが厳しいフィンランドで
登場するのは理に適わないが
そういった気候だからこそ
LA独特のムーヴメントに魅せられたのだろう。
(l. to r.)
Hessu Maxx(ヘッス・マックス)<ds>
Jalle Verne(ヤッレ・ヴェルヌ)<b>
Olli Herman(オリ・へルマン)<vo>
Pepe Reckless(ペペ・レックレス)<g>
オリはCRASHDÏETのヴォーカルも務めていた時期がある。
作曲にはペペの存在がかなり大きいようだ。
2011年 2nd ANIMAL ATTRACTION
1. Animal Attraction
2. Speedin’
3. Born To Break Your Heart
4. Hot
5. Fantasy
6. Dirty Dreams
7. Dance
8. Fight
9. Switchblade Babe
10. On The Radio
12. Coconuts
BONUS TRACK
13. Push
過酷なツアーの合間を縫ってレコーディングされ
時間的に制約があったアルバムだが
祖国でゴールド・ディスクを獲得。
これはメタルなのか?と思うくらい
ポップで爽やかな印象が強く
1stの快楽的なムードがあまり感じられない。
Animal AttractionはDEF LEPPARDからの影響が強く
他も80年代のバンドからの影響が窺える。
ポップだけど上手く練られたアレンジは
ロックしていてメロディが心地よい。
それにしても簡単な曲名が多いが
やはり時間的な問題が影響しているのだろうか?
そのわりにはかなりツボを得た質の良いアルバムだ。
だから祖国で成功しているのだが。
試聴