無謀な計画を立てた。
いや距離的には不可能ではない。
現地で体力と相談して無理ならカットしようとしたが
計画通りに実行された。
メーンとなる峠はタイトルの3つ。
弱小の峠を含めると全部でTenとなる。
まず埼玉の越生駅まで輪行袋を担いで電車で向かう。
組立てに時間が掛かってしまった。
そこから41号線の六地蔵峠を通り笛吹峠へ。
六地蔵峠は峠に地蔵があるだけで
峠と呼べるものではない。
笛吹峠も名は知れているものの
峠としては呆気なく準備運動にもならない。
ただ峠にある看板だけは立派で名前の由来も書かれている。
しかもトイレや休憩所まである。
それから172号線で松郷峠に向かうつもりが
迷子になってしまい地元民に道を訊ね
遠回りしながらも273号線入口の交差点西平へ到着。
松郷峠入口の交差点は反対側の小川町にある。
ここでやっと峠らしい雰因気になる。
定峰峠のウォームアップには最適だろう。
途中若い団体さんがいたが
弱い者は置き去りにし先頭集団へ。
その先頭集団もインナーへ落としている。
もっとやる気出せや。
そして本日の一番イベントの定峰峠へ。
兄貴のサイトにもあるように
秩父側は緩い傾斜がだらだら続く初心者にも登りやすい峠とあるが
東秩父側からも同様であった。
アウターで余裕に登れる。
マイペースに登っていたら
なんと兄貴と同じKimera 3Kに乗った中年さんに抜かれ
これは付いて行くしかないなと思い
軽く話をしながら登っていたが
次第にペースが落ち始め相手がインナーに入れ出したので置いていった。
さようなら兄貴バイク。
その後インナーに入れたおっさんに悠々と抜かれたが
あいつは弱いと思い無視した。
晴れてはいたが二輪車は少なく
危ないと感じることは無かった。
景観は秩父側中腹の一ヵ所だけで
東秩父側はあまり期待できない。
下ったら299号線と合流し秩父の街並みを通り府坂峠へ。
ここは72号と299号を結ぶ小型の峠で
近くに童子堂や琴平神社がある。
寺尾方面から登ったが入口はわかりにくい。
反対側からなら「府坂入口」というバス停を目印にすればよい。
道幅が狭く交通量も少ないので
思ったより雰囲気があって
笛吹峠より余程峠らしいと思った。
これは予想外の収穫であった。
また299号線と合流し千束峠を通り43号線の指峠へ。
「ゆび」と読むのではなく「さす」と読むらしい。
ここも小型の片峠だが小鹿野の町を一望できるポイントがある。
299号線からの入口はわりと急なので
千束峠からの勢いで登ると楽だろう。
上手くいけばの話だが。
それを登り撮影ポイントを過ぎたらすぐに峠だ。
その後は270号線との合流まで緩やかに下る。
そして270号線を経由し再び299号線に戻り赤坂峠を越える。
指峠よりこの270号線の方が強敵であった。
千束峠も赤坂峠も299号沿いだが存在しないようなもの。
秩父の街へ戻り299号線を飯能まで只管進む。
東吾野駅まで進んだら兄貴のサイトにも書いてない東峠へ。
地形図に名前が載ってないので気付いてないのだろう。
「ひがし」と読むか「あずま」と読むかは不明。
正丸トンネルを通るのは気が引けたが仕方ない。
入口は東吾野駅へ行く医療介護センターの交差点を曲がり
東吾野駅を横切り林道へ入る。
反対側からはわかりづらい。
平行してある天目指峠が結構な傾斜なので辛いかなと思ったが
やはり同様に辛かった。
距離は短いのでいくらか楽だが
すでにジャブが効いてきた足は
相当にアヘアへしてたのでやむを得ず今日初のインナーへ。
大体この時点でまだ峠に登ろうとすること自体おかしいのだ。
峠には味のある看板と天覚山の登山道がある。
ここを過ぎたらあとは平地を帰るだけと思ったら
まだ笹仁田峠があった。
もう疲れたよー。
いやーさすがに我ながらクレイジーだなと思った。
走行時間:7時間23分
走行距離:163.70km
平均速度:22.1km/h
消費カロリー:2970kcal