母国スウェーデンではかなりの人気がある彼らだが
ここ日本ではまだまだ知名度が足りない。
それにはシリアスに受け止められないバンド名が
影響しているだろう。
それに見た目が合わさり
HR/HMのリスナーは軽薄だと思いスルー仕勝ち。
でも音楽は至って真面目で
こんな良いバンドが埋もれてしまっているのは勿体無い。
80年代のグルーヴと憂いを帯びた良質メロディック・ハードだが
モダンなヘヴィさも兼ね備えている。
そして最も俺を虜にするのが
フックあるメロディとvoコーラスのスケールのでかさ。
どうしてもノルウェーのWIG WAMと比較されてしまうが
俺はTHE POODLESの方が好みである。
(l. to r.)
Christian Lundqvist(クリスチャン・ルンドクヴィスト)<ds>
Jakob Samuel(ヤコブ・サミュエル)<vo>
Henrik Bergqvist(ヘンリック・ベリクヴィスト)<g>
Pontus Egberg(ポンタス・エグバーグ)<b>
以前は現HAMMER FALLのポンタス・ノルグレンが在籍していた。
彼はもっとヘヴィな音楽を求めて移籍。
その代わりに入ったのがヘンリック・ベリクヴィスト。
ヤコブ・サミュエルの声は耳に引っ掛かるようなクセがあるので
苦手だと言う人もいるかもしれないが
それは残念なことだと思う。
2009年 3rd CLASH OF THE ELEMENTS
1. Too Much Of Everything
2. Caroline
3. Like No Tomorrow
4. One Out Of Ten
5. I Rule The Night
6. Give Me A Sign
7. Sweet Enemy
8. 7 Days & 7 Nights
9. Pilot Of The Storm
10. Can’t Let You Go
11. Don’t Rescue Me
12. Heart Of Gold
13. Dream To Follow
14. Wings Of Destiny
BONUS TRACKS
15. I Rule The Night(ACOUSTIC VERSION)
16. I Rule The Night(LIVE VERSION)
初めて聴いたのがこのアルバム。
日本では半年遅れの発売。
一曲目らしくないスローな曲から始まり
バラードも多めなので大人しい印象を受ける。
また絶対的なキラー・チューンは存在しないが
全てにおいてメロディの質が高く
曲としての完成度も高いので
安定度はかなりのもの。
曲数が多いのにこれは大したものだ。
PVが楽しいコミカルなLike No Tomorrowが
違った味を出していてよろしい。
好きな人には堪らない一枚。
試聴
2011年 4th PERFORMOCRACY
1. I Want It All
2. Until Our Kingdom Falls
3. Father To A Son
4. I Believe In You
5. Cuts Like A Knife
6. As Time Is Passing
7. Love Is All
8. Your Time Is Now
9. Action!
10. Bring Back The Night
11. Vampire’s Call
12. Into The Quiet Night
BONUS TRACK
13. Ship Of Fools(DEMO VERSION)
母国ではチャート1位になった。
前作よりスケール感とフックがグッと上がった。
中でもFather To A SonとCuts Like A Knifeは
最強のキラー・チューン。
Until Our Kingdom Fallsも中々のもの。
よって後半が少し弱い印象を受けるが
それでも11曲目のVampire’s Callは良い曲だ。
しかし何故このバンドは一曲目に
悪くはないのだがフックが無い曲を持ってくるのだろうか。
安定度では前作に負けるかもしれないが
是非聴いておきたい一枚である。
これが日本でウケないわけがないと思うのだが。
試聴