LOUD PARK 12でDRAGONFORCEの前に演奏する。
ANGRAと同じブラジル出身で
また凄いバンドが出てきた!
とデビュー作で話題になり支持を得た。
熱く雄々しいサウンドで
非常に力強い正統派パワー・メタル。
正統派メタルの完成型と言われ
テクニカルでメロディもクサい部分がある。
何と言ってもヴォーカルのハイトーンが武器。
こいつは人間か?と思うほど叫んでいるが
俺もこのハイトーンはギリギリ出せる。マジで。
でもずっとこのテンションでライヴをやるのは辛いだろうな。
と思っていたがこりゃ魂消た!
なんとあの声をアルバム通りに歌っているではないか。
ショウ終盤でも衰えること無く。
あいつは怪物だ。
そう思った。
サウンドも良くかなりテンションが上がった。
そしてLOUD PARK 12で二度目のライヴを観る。
今から非常に楽しみである。
メンバー
(l. to r.)
Eduardo Baldo(エドゥアルド・バルド)<ds>
Benhur Lima(ベニュール・リマ)<b>
Diego Kasper(ディエゴ・カスペル)<g>
Abel Camargo(アベル・カマルゴ)<g>
Iuri Sanson(ユーリ・サンソン)<vo>
LOUD PARK 12のメンバー写真を見ていたら
なんか違和感を感じた。
その違和感というのは区別がつきにくい
ギター二人のうちのディエゴ・カスペルが脱退していたからだ。
2nd後にベースのマルコ・パニーキが脱退したのは知っていたが
ギターまで脱退してたとは気付かなかった。
いつ脱退したんだ?と思ったが
後任は既に決まっていて
レナート・オソリオという人物。
2004年 1st DEFYING THE RULES
1. Intro
2. Steel Lord On Wheels
3. Change Your Life Line
4. Millennium Quest
5. A Kingdom To Share
6. Living Under Ice
7. Defying The Rules
8. The Faceless In Charge
9. High Speed Breakout
10. Stare At Yourself
漢(おとこ)メタラーの間で話題になったデビュー作。
その一人に私がいます。
当初は無名で全く知らなかったのだが
何気なく試聴してみたところ
なんじゃこのハイトーンは!
こいつらは徒者じゃないと思った私は
速攻でお買い上げ。
そしたら名前が広まっていたので
やっぱりな。と思ったわけです。
私はかなり先手を打っていたと自負しております。
で肝心の音楽だが
Steel Lord On Wheelsのインパクトは絶大。
全曲押しまくりで熱く男臭漲る。
随所に登場するクサメロと
ヴォーカルのハイトーンが余計に暑苦しい。
しかしそれがメタル魂に火をつけるのである。
試聴
2008年 2nd THE SKULL COLLECTORS
1. Tiger Punch
2. Reborn From The Ashes
3. Screaming Ghost
4. Sea Of Revenge
5. The Anger Inside
6. Devoted To Your Fear
7. The Skull Collectors
8. Burning All The Flags
9. Wings Of Wax
BONUS TRACK
10. Screaming Ghost(DEMO VERSION)
路線は基本前作と変わらないが
Tiger Punchのインパクトは最強!
まさに曲名通り虎にパンチされたような一撃必殺の曲。
進歩は確実に窺えるので
前作よりは飽きずに聴けるが
やはりまだ単調というか勢いに任せるところがある。
でも別に変化を求めないし
ユーリのハイトーンが聴ければいいのである。
試聴
2011年 3rd BLIND RIDE
1. Blind Ride(INTRO)
2. Nonconforming Minds
3. Welcome To The Horror Show
4. Shoot Me Down
5. Blinded By Faith
6. The Shelter’s On Fire
7. Beyond Regrets Of The Past
8. I Feel No Bliss
9. Sight Of Blindness
10. Tough Is The Way
11. Rotten Souls
BONUS TRACK
12. I’m Gonna Live Till I Die
ついに変化が訪れた。
軸は変わっていないが明らかに意識したような
作曲のアレンジと広がりを感じた。
ユーリのハイトーンも控えめだし
今までのアルバムが好きな人は
物足りなく感じるかもしれない。
またTiger Punchのようなキメ曲がないので
ファンはがっかりするだろう。
だからって曲にフックが感じられないわけではなく
聴き込むと良さがわかるようになる。
らしくないエピック・ギターが登場するBlinded By Faithや
後半に登場する弦楽器隊のライト・ハンドが痺れる(特にベース)
Shoot Me Down等かなり聴き所は多い。
しかしボートラのフランク・シナトラのカヴァーには驚いた。
アレンジ・センスの良さが光っております。
試聴