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バッハが嫌いなあなたのために 2

弾けるのなら

 バッハの作品は一度弾いただけでは面白さが判らない。そういう性質がある。ある程度の年齢になったときに、もう一度同じ作品を挑戦してもらいたい。その音楽は実に構造的に出来ていることに気づくだろう。構造が見え始めると、非常にリズムカルな音楽であることに気づき、ますます好きになってしまう。そして手をつけたことがない他の作品にも興味をもって、よりいっそう好きになっていくに違いない。しまいには殆どの作品を好きになってしまう。
 ショパンの作品にはその精神が表に出ているが、バッハの作品はただ隠されるだけで、どちらの作品も素晴らしいことに変わりない。困ったことにバッハは奥に隠されているだけなのだ。何回も何回も嚙まなくてはいけない。

もし、小さいうちからバッハが好きなら

 君は音楽的な才能があると思って間違い無いだろう。残念ながら僕はそうでなかったけど。バッハの作品に親しむことは難しそうな練習曲に挑戦するよりも、早くピアノを上達させる。バッハの作品はポリフォニーである。ポリフォニーとはメロディーと伴奏の明確な差がなく、独立した複数のメロディーが同時に進行して一つの音楽を形作る音楽のことだ。ポリフォニー音楽は指の独立も勿論大切であるが、耳を鍛えることになる。このポリフォニーを扱う耳を持つことが大切なのだ。バッハで学んだことは他の作曲家の作品を演奏する場合でも、ポリフォニーとして音楽を把握しているのだから、より単純なモノフォニー(メロディーと伴奏が明確な音楽)の音楽の各パートの役割がすぐに判ることだろう。
(小宮和寛)
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