ざさいたま
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スライドによるプレゼンテーション

増加傾向

 講演会では講演者がパソコンを操作しながら、スライド1)を画面に表示し、それを元に話しを進める方式が増えたきた。一見この方式は合理的に思えるが、多くの場合問題がある。その問題を点を指摘し、改善方法を考えてみたい。

問題と対策

一度に入る情報

 人間の目には様々な情報が入ってくる。日々我々はそれを処理し日常生活を送る。しかし、目に入る画像情報は多いが、一度に目に入る文字としての情報は少ない。したがって、スライドに一度に表示できる情報量は、日々の生活より多くの文字情報を含むことになる。これが問題なのである。スライドに入る文字量は可能な限り要領よく且つ、少なくしてもらいたい。また文字を大きくしていただけるとより見やすくなり、大量の文字を書くことができなくなるため、必要な文字情報だけの簡潔なスライド作成にも貢献する。

文字が動く

 ソフトウェアによる効果(エファクト)は面白い。しかし、聴講する側からすると甚だ迷惑な話でもある。我々は動物の為か、キーワードの文字が画面上で動くと、肝心のキーワードに注目が移るのではなく、その動きに注目が移ってしまう。文字が動いた、その動いた軌跡にである。是非この機能は使わないでいただきたい。聴講者はパソコン画面を見たいのではなく、講演者の話を聞きたいのだ。ソフトによる演出効果は却って講演者の話の説得力を削いでしまう。

次ぎのスライド

 スライドの内容を聴講者が十分に理解していない段階で、次ぎのスライドにいってしまう。聴講者は何についての話であるか、ますますわからなくなってしまう。
 これを回避するためには、スライド全てをプリントアウトしたものを聴講者に配布すれば済む。しかし、それではスライドを使う意味がない。また、スライドだけでは話の内容を追いにくい。講演者はスライドとは別にそれだけで内容が理解できるレジュメを作成し、スライドは補助として利用することが好ましい。

好ましいプレゼンテーション

 いきなり本題から入られてもよく判らないことがある。スライドのはじめには講演のタイトルと講演者の名前を、書くのがよい。講演者がどのような人なのか、本日の論題は何かが摑みやすくなる。
 先ほどの繰り返しである。スライドには多くの文字情報を詰め込まない。文字情報を多く伝えたい場合はスライドとは、別にレジュメを作成し配布する。そして聴講者の理解を確認しながらゆっくりスライドをめくる。聴講者の思考が途切れないようにスライドをめくるべきである。スライドはシンプルに。余計な飾りは不要である。スライドは図版を利用したければよいし、図版を伴わない講演の場合は無理してスライドを利用すべきではない。講演者の話よりも画面に注目がいってしまうからだ。プレゼンテーションだからといって無理してスライドを使わないてもいい。
 スライドに対していいたいだけ要望を羅列してみた。あなたにも心当たる節があるかもしれない。
(小宮和寛)

注:
 1)この手のソフトウェアで支配的なシェアを握っているのがMicrosoftである。スライドプレゼンテーション用のソフトウェアにPowerPointがある。
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