ざさいたま
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ニューメディアについて考える

ニューメディアとは

 まず新語である「ニューメディア」を定義をしておかなくてはならない。ここのでニューメディアは、ウェブ上での新しい媒体のことを指す。近年のブログから始まりSNS、Twitter等の一般的なウェブページとは異なるタイプの、ウェブ上のメディアを指す。つまり、ウェブ上では個人、企業に拘わらず旧来からの手法で作成されたホームページは全てオールドメディアに属す。このニューメディアは近年、大きな影響力を持ってきた。ウェブ上のオールドメディアに対して、遙かに強い影響力を持つに至ったといっても過言ではない。

特徴

 ニューメディアの特徴は、インスタントにつきる。専門的な知識や、特別な装置(サーバ)を持たなくても、インターネットに接続しているコンピュータとブラウザさえあれば、誰でも情報を即座にながすことができる。従来このようなことはチェーンメールに見られた。チェーンメールでは、閲覧者が少なくとも特定されてしまうという制限があったが、今回のニューメディアでは誰でも見れる状態に情報を晒すことができる。国家や組織の検閲なしにである。
 このような強力なインスタントというパワーを持つニューメディアであるが、弱点を持ち合わせている。つまり、情報が散髪的で脈絡がなく、その情報の多くが意味を持たないノイズなのである。情報はガラクタであり、纏まった問題、複雑な問題を取り扱うことは事実上出来ないのである。
 そのようなニューメディアの力には気づいていたものの、上記のような否定的な見解から活用するには躊躇いがあった。しかし、今回最新のニューメディアであるTwitterを利用することになったため、幾つかのにユーメディアを実際にあげ、その有効性を検証してみたい。いいわけをしたいのである。

ウェブプログ

 通称ブログと呼ばれるものである。ウェブ上の公開日記帳と考えるとよい。利用者はブログをサーバに設置するか、既に用意されているブログサーバの一部を借りてもよい。利用者はログインをし、ブラウザ上から書き込むと、自身の書き込みが時系列でホームページとして公開できるのである。いわば個人の日記帳であり、その個人以外の他人が利用価値は極めて低い。情報も散髪的で、個人的な感想が殆どのため、当の個人以外には不要な情報である。
 実はこのメディアに対しては、私は全く利用していなかったというわけではない。このブログというシステムを、複数人が組織的に掲示板的として利用することによって、二次効果として興味を持った人を集めるという試みを行った。実験は比較的うまく機能し、予定の成果を得ることができた。詳しくは「小右記講読会のブログ」を参照されたい。プログというと文化的教養が高い人たちから白い目を向けられること間違いなしであるが、上記のように学術目的にも利用出来る。

SNS

 SNSは利用者が現的されるブログと考えてよい。利用者はSNSに加入している会員のみに限定される。部外者が閲覧したい場合には、そのSNSの会員にならなくてはならない。本末転倒なシステムである。個人間による馴れ合い目的には利用することばできるが、不特定に情報を伝達し共有するというウェブの目的からは大きくそれる。日本人は強要された共感が好きなので、このような馴れ合い醸成システムもそれなりのシェアがあるかもしれない。
 したがって、SNSは情報を限定して提供するシステムであり、情報を限定して共有したいという目的があれば機能的である。ブログのそれとは全く別の趣旨のシステムなのである。宗教団体などにはもってこいのシステムかもしれない。

Twitter

 小鳥の囀りが語源である。このシステムは個人の気ままな思いつきをきままに書き込むシステムである。利用者はTwitter上でアカウントを取得すれば、自身のつぶやき専用のホームページが持てる。このシステムはこのつぶやきに対するつぶやきを行うことが、簡単に出来るため情報の双方向性がある。ブログやSNSでも情報の双方向性はあるが、相手側の承認が必要なこと、散髪的なかたちでは投稿しにくい。この究極のインスタント、双方向性が売りである。しかし、私はそう思わない。脈絡が無い単文は情報として極めて価値が低く、物事を論理的に伝えるには短すぎるのである。
 ではこのTwitterをなぜ利用する気になったか。究極のインスタントには寧ろ魅力はなく利用者が莫大なこと、それに加えて書き込んだ内容が誰にでも見られる形で提供できるということに意味があると考えた。ホームページを更新した、文章を掲載した、新しい製品を販売するとか、タイムセールを実施する等のような宣伝的な媒体として極めて価値が高いと考えたのである。Twitterはチラシなのである。

総括

 三つのニューメディアについて取り上げ、その特徴と有用性を検証してみた次第である。新しいメディアに対しただ否定的な態度をとるにはあまりにも勿体ない。メディアの特徴をとらえ、如何に利用するか、そのようなことを考えてみてはいかがであろうか。
(小宮和寛)
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