ざさいたま
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マルチプラットフォームリテラシー

ソフトウェアの選択で失敗しないために

 ソフトウェアの選択において、何を基準とすべきであろうか。機能として捉えた場合、使いやすさ、機能の多さ等があがる。設備投資として捉えると、価格の安さ、流通性、利用による採算性等を基準とする。しかし、この基準は実は賢くない。
 私の場合プラットフォーム1)に依存していないかが第一基準となる。企業のソフトウェア調達担当者からすると、理解しがたいと思う。同様に、エンドユーザにおいても理解しがたい。おそらく両方の立場から、的外れであると思われる。

外部環境の変化

 ソフトウェアというものは想定よりも長く利用する。決まったの期間、ある目的の為に利用することは確かにある。そうはいってもソフトウェアの利用期間は不定なのである。3年使おうと思っていたら、10年使い続けることも往々にしてある。その間ソフトウェアは外部の環境変化に晒される。環境変化により、利用出来なくなることも考えられる。良くても古いまま利用することになり、開発元が倒産してしまうと最悪の場合、利用出来なくなる2)。生成するデータが特殊な場合、類似したソフトウェアに乗り換える際にも、データを手で打ち直す必要が出てくる。移行がスムーズに進まないことも考えられるのである。
 以上のようなことを実際に経験すると、特定のプラットフォームに依存しないことが賢明な基準であることがわかる。作成したデータは、特定のOS3)とソフトウェアに依存しない形式であれば、変化を柔軟に受け止めることができる。理想的なのは、情報をテキスト形式で保存し処理することである。しかし、そのようなソフトウェアはごく稀である。妥協出来るラインとしては、バイナリ形式であっても、他のソフトウェアによって相互に互換性があることだ。互換性が取れていればテキスト形式に無理に拘泥しなくてもいい。

特定のソフトウェアでなくても

 ソフトウェア及びデータは互換性があれば良い。同時に特定のOSに依存しないことも心がけるべきことである。OSそのものが衰退し、将来利用できなくなってしまうこともあり得るからだ。今現在主流なOSであっても、時間の経過によりその優位性は崩れることもあり得る。したがって、作成するデータが特定のソフトウェアに依存しないものであることと同時に、特定のOSに依存しないことが選択の基準となるのだ。
(小宮和寛)

注:
 1)コンピュータを利用する基本となる環境のこと、基本ソフトウェアやミドルウェアを指す。場合によっては応用ソフトウェアも含める。
 2)近年出てきた、クラウド形のソフトウェアは、開発元が倒産した場合まず利用できなくなる。またハードウェアにメンテナンスが必要なソフトウェアも同様、メンテナンスを行わないと利用できないソフトウェアは当然利用できなくなる。オープンソースのソフトウェアではこのような問題は起こりにくい。
 3)基本ソフトウェアのこと。オペレーティングシステム。
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