ざさいたま
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ハードディスクの復旧

はじめに

 コンピュータを使おうと思って電源を入れたら、「OSが起動しない」そのような経験をしたことは無いだろうか。そのような場合はOSの起動に重要な役割をするファイルが破損しており、データは無傷なことが多い。システムを入れ直したり、面倒な場合はコンピュータを新しくしたりすれば済むが、中のデータが必要な場合はパニックに陥る。パニックに陥ってしまたら、まずデータは返ってこない。冷静に対処してもらいたい。起動に関わる需要なファイルが破損しただけで、必要とするデータは無傷な場合が多い。
 一般的なコンピュータの場合、ハードディスクから簡単にデータを救い出すことができる。データの抽出を請け負ってくれる業者もあるが、高額な技術料1)が請求される。データの抽出は案外簡単なので挑戦してみるのもいい。高額な報酬の支払いと、自分の手間を天秤にかけるのもいいだろう。

一般的な手順

 以下の手順により簡単にデータを救い出すことができる。その手順を示そう。
  1. 壊れたコンピュータからハードディスクを取り外す。
  2. 同じ系統のOS2)がインストールされている、起動するコンピュータを用意する。
  3. 起動するコンピュータの余っているインターフェイス3)を使い、起動しないコンピュータのハードディスクを接続する。
  4. 起動するコンピュータを起動させ、マウント4)されたディスクから必要なデータをコピーする。
  5. データのコピーが終了したら、電源を落とし起動しないハードディスクを取り外す。
 上記の手順について読者は訝しく思うかもしれない。1つのコンピュータにシステムが2つあることになるので、システムが競合し合い、正常に動作しているコンピュータも起動しなくなるのでは。
 安心してもらいたい、正しく接続されていればそのような事は起こらない。OSがインストールされているハードディスクは、ブートレコードが書き込まれているだけなので、BIOS5)なりFirmware6)上で起動したいディスクを選択すれば目的のハードディスクから起動できる。残ったハードディスクは、構成ファイルが存在しているひとつのボリュームとしてしか認識されない。
 もし間違ったハードディスクが指定されていても起動しないだけである。データが破損するようなことはまず無い。

インターフェイスについて

 ハードディスクを接続するインターフェイスは、一般に流通しているものでも複数ある。インターフェイスによっては、ジャンパピンなどで設定する必要があるものもある。上記の作業を行う場合にはハードディスクのインターフェイスも併せて確認しておこう。ジャンパピン7)が関わるハードディスクではジャンパピンの意味も併せて押さえておこう。

うまく行かない場合

 上記の手順を適切に踏んでもデータが抽出出来ない場合がある。そのような場合、手順が正しいのかもう一度確認してもらいたい。それでもだめな場合はハードディスクの物理的なダメージが大きいことを疑ってもらいたい。この物理的なダメージは復元することは非常に難しく、ディスク自体に大きな瑕がついてしまった場合は、専門の業者であってもデータを復元することは困難だ。
 この簡易的なデータの復元テクニックは、知っていると知らないでは大きく違う。コンピュータを利用する方は頭の隅にでも入れて置いても損はしないだろう。さらにいうと、日々のバックアップは自動化し、簡単に行えるようにすると上記の手順を踏む必要は無い。
(小宮和寛)

注:
 1)5万円程度が相場。業者側がデータを握っているため、こちらは言い値を払うしかない。
 2)WindowsならWindowsXP/Vista/7等。同じファイルシステムを利用しているOSであれば違うOSでも構わない。
 3)ここではハードディスクを接続するための端子の意。
 4)システムのハードディスクツリーに登録され、ファイラー等によってアクセスできる状態にある。
 5)大昔からある、基本的な入出力を提供するプログラム。システムのハードウェア設定を変更するためにも利用される。
 6)BIOSのようなもの。UNIX系のOSではBIOSと呼ばれることは少ない。
 7)ハードウェアの設定を変えるためのピンスイッチ。ピンをショートさせて設定を変更するためのもの。
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