ざさいたま
アバウト ギャラリー コンピュータ その他 リンク集

emacsの導入

 Webサイトを作るにもサーバを設定するにも、プログラムを書くのにもテキストエディタが必要である。MacOS Xには「テキストエディット」と称するテキストエディタがついているが、これはプレーンテキストの編集に関してはあまり高機能でもない。ワープロ兼テキストエディタというところだ。GUIが利用できないと使えない為、リモートから操作するのにもとても不便だ。
 一般的なUNIXではvi、emacsという二つのエディタがポピュラーである。どちらも一長一短があり、どちらが優れているとは言えない。気に入ったものを使えばいい。2つのエディタの違いを強いていうなら、viは大概のUNIXにデフォルトでインストールされていて、viさえ覚えればUNIXでエディタに困るようなことは無い。emacsはviに比べるとインストールされている環境は少なく、動作もviほどに軽快ではないが、非常に高機能で基本操作の習得が容易である。今回はemacsをインストールしてみる。

Mac portsを使ってインストール

 emacsはMacOS Xをインストールした段階ですでにインストール済みである。しかし最新版では無い。今回は練習がてらMac portsを利用しインストールし直し直す。
#sudo port install emacs
 と入力してEnter。Mac portsを利用することで、コマンドを一行入力するだけの操作でインストールできる。Mac portsの便利さが実感できただろう。マウスをクリックしたり、そういう煩わしさが無い。複雑なダウンロード、展開、コンパイル、配置という一連の流れをを自動的に行なうことができる。
 インストールが無事に終了しただろう。emacsはターミナル上で、
#emacs
 と入力すると起動する。emacsの利用方法については他サイトを参照されたい。(簡単な操作方法を後日掲載予定)
 終了するにはCtrl+X, Ctrl+Cとキーボードで入力する。

設定

 emacsがインストールできた。ここでemacsを使いこなすための最低限の情報を提示しておきたい。初心者が躓く箇所を箇条書きで示すので、参考にしてもらいたい。
 設定は、ホームディレクトリ内に.emacsというファイルを作成し、LISPと呼ばれるコンピュータ言語で設定する(ここの時点でかなり敷居を高くしてしまっているが、LISPを書く部分場合は大概サンプルがあるのでそれを参考に記述すれば良い)。Macのソフトでは、マウスを使ってメニューから設定を選んで、クリックしたり数字や文字を入力する。残念ながらemacsにはそのようなものがついてない。emacsに限らずUNIX上で利用するソフトウェアは、ターミナル上から利用するため、設定はファイルに記述して行なう。一見不親切であるが、リモート環境からソフトウェアを利用する場合、OSが違ってもテキストファイルは簡単に操作できるので、柔軟性・汎用性が高まるのだ。
#emacs ~/.emacs
 上のようなコマンドを入力すると設定ファイルをemacs上で編集できる。もちろんviで編集してもかまわない。emacsの場合Ctrl+X, Ctrl+Sと入力すると保存される。

.emacsに設定を書き込む

 MacOS Xの設定をする場合emacs上でデフォルトのエンコーディングであるUTF-8を指定したおくと便利である。また、日本語環境が想定されるので日本語環境の設定を行なうと便利である。下記のコードを.emacsに追記する。
(set-language-environment "Japanese")
(set-default-coding-systems 'utf-8)
(set-keyboard-coding-system 'utf-8)
(set-terminal-coding-system 'utf-8)
(set-buffer-file-coding-system 'utf-8)

機能拡張

 Macではプラグインやエクステンションという呼び方をする。emacsにもそのよなうものがある。利用するには特定の場所にファイルをダウンロードして、.emacsに設定を書き込めばよい。
/opt/local/share/emacs/site-lisp/
 次にsite-lispにあると便利な拡張を紹介しておく。

HTML-Helper-mode

 HTMLの作成を支援してくれる追加モジュール。インストールは下記コマンドを入力してsite-lisp内に必要なファイルをダウンロードする。
#cd /opt/local/share/emacs/site-lisp/
#sudo wget http://www.santafe.edu/~nelson/tools/html-helper-mode.el
#sudo wget http://www.santafe.edu/~nelson/tools/tempo.el
#sudo wget http://www.nbi.dk/TOOLS/emacs/lisp/html-font.el
続けて.emacsに下記コードを追加
(add-hook 'html-helper-load-hook '(lambda () (require 'html-font)))
(autoload 'html-helper-mode "html-helper-mode" "Yay HTML" t)
(setq auto-mode-alist
      (append '(("\\.html$" . html-helper-mode)
("\\.shtml$" . html-helper-mode)
("\\.html$" . html-helper-mode)
("\\.shtml$" . html-helper-mode)
) auto-mode-alist))

css-mode

 CSSの作成を支援してくれる追加モジュール。インストールは下記コマンドを入力してsite-lisp内に必要なファイルをダウンロードする。
#cd /opt/local/share/emacs/site-lisp/
#sudo wget http://www.garshol.priv.no/download/software/css-mode/css-mode.el
続けて.emacsに下記コードを追加
(autoload 'css-mode "css-mode")
(setq auto-mode-alist (cons '("\\.css$" . css-mode) auto-mode-alist))

php-mode

 PHPの作成を支援してくれる追加モジュールのphp-modeは、簡単にインストールできる。Mac portsで用意されているので下記コマンドを入力すれば良い。
#sudo port install php-mode.el
Mac portsから指示が出るので.emacsに下記コードを追加
(setq auto-mode-alist
  (cons '("\\.php\\w?" . php-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'php-mode "php-mode" "PHP mode." t)
(add-hook 'php-mode-user-hook
'(lambda ()
   (setq tab-width 4)
   (setq indent-tabs-mode nil))
)
 このような高機能なソフトウェアが無償で利用できることに感謝。
 これででかなり充実した環境が実現できたと思う。ちなみにこのホームページは市販のオーサリングをツールを使わずすべてemacsで作成している。
  戻る
saitama web-framework (c) 2007-2012 thesaitama. All Rights Reserved.