ざさいたま
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コンピュータを学ぶとは

覚えるそれとも学ぶ

 大学でもコンピュータを教えることは、ソフトウェアの使い方を覚えさせることだと認識しているようだ。パソコン教室、専門学校ならそれでも構わない。こちらは学ぶのではなく、使い方を覚えることが目的であるからだ。もっともコンピュータを学習するのにその動作原理から学ばせることは現実問題としてできない。ソフトウェアレベルではまだしも、ハードウェアの動作原理の問題となると、それはコンピュータではなく物理学が扱う問題となるからだ。
 コンピュータを学ぶこと、その導入でソフトウェアの使い方を覚えることは意味がある。学習者はコンピュータを多少なりとも操作しなくてはならない。ただ、その学習がソフトウェアの使い方に終わってしまってはいけないのだ。コンピュータを仕事上使わなければならず、コンピュータ自体には興味がないような、ユーザはソフトウェアの使い方を覚えればよい。コンピュータについて、知らなくても仕事上、日常生活上とも問題とならないからだ。しかし、コンピュータについて学ぶ者がソフトの利用法のみに終わってしまっては困るのである。

使えます、資格を持ってますでは中身無し

 「私はA社1)のソフトウェアを使うことができます」、「M社2)のソフトウェアについて公式な資格を保有しています」。このようなことで満足してはいけないのである。このような資格を多く取得していても、コンピュータを学んだことには全くならない。
 資格や認定ではそのソフトウェアが無ければ、学習した技量を生かすこともできないということを認識しなくてはならない。また将来そのソフトウェアが無くなってしまった場合、新しいソフトウェアを一から覚え直さないといけない。つまり、資格や認定はある特殊な問題を解決するための応用であり、一般的な問題を解決するための基礎たり得ないのだ。また取得した資格の枠組みでコンピュータをとらえることになってしまい、幅広く学ぶ為の大きな障害にもなる。

基礎が出来ていれば応用はどうにでもなる

 学習者はコンピュータを多少操作できるようになったら、できるだけ早いうちにコンピュータが扱うことができる問題について広く知識を吸収してもらいたい。コンピュータが扱うことができる問題、扱うことが出来ない問題。プログラミング、オペレーティングシステムの動作原理など、広く、そして多少深く知識を詰め込んでもらいたい。マイコンと呼ばれるものを利用したプログラミングでは、ソフトウェア、ハードウェア、インターフェイスについて、幅広く吸収できるものがあるだろう。
 確固たる基礎的な知識ができあがっていれば、応用はどうにでもなる。そのソフトウェアに使い方に対して全く知識がなくても、少し説明を聞ければ使えるということもありえる。操作を覚えた訳ではなく概念を学んでいるので、応用となる操作は簡単に身につけることができる。さらにいうとそのようなソフトウェア無しで問題を解決することも十分にできるのだ。
 コンピュータの学習はいまある問題を解決したり、表面的な成果を求めず、まずは徹底的な基礎を。
(小宮和寛)

注:
 1)グラフィック関連のソフトウェアを開発・販売している架空の会社。
 2)CMを打って資格を宣伝しているが、資格を取得したとしても、同社の営業利益に繋がるだけである。架空の会社。
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