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GPS Bryton Rider 30

サイコンはついていたものの

 自転車を買った時にサイコン1)は付いていた。Cateye Vero 5という製品で、精度もなかなかで速度と移動距離まで計測される。このサイコン、如何せん平均速度が表示されない。平均速度は本来どうでもいいものである。平均速度を気にして走っていたら、ペースが上がり事故の危険性が高まるのはいうまでもない。しかし、そうはいってもやはり気になる。
 また、Cateye Vero 5は有線接続であり、マグネットセンサーがある前輪付近までケーブルを這わせないといけない。這わせたケーブルは掃除の時も邪魔で、ケーブルを避けながらスポンジで拭いたり、布で拭き上げたりしなければならない。

GPSサイコンの噂を聞く

 GPS2)とは、地球上で位置情報を特定するシステムの総称である。GPSサイコンはこの位置情報と時間を元にして移動速度を求める。つまり自転車にセンサーなどを付ける必要がなくなるため面倒な配線は事実上なくなるのだ。加えて移動経路の記録も行う。また地図を搭載したタイプも有るので、カーナビ代わりのことも出来るらしい。
 私は配線のシンプル化と、移動の記録を採りたい。地図を搭載したモデルは魅力的ではあるが、高価な割には画面が小さく、発展途上の感が拭えない。地図は見送ることにした。インターネットで調べたり、行きつけのBike Cafe FBで相談したりした。複数の製品を検討した結果、Mac対応で、防水、手ごろな価格なBryton Rider 30にすることにした。勿論、平均速度の表示も可能であり、気圧を元にしたものであるが、高度表示や斜度表示もでき、なかなか高機能である。

内容物:取り付け台、USB接続ケーブル、ソフトウェア。
本体はしっかりしている印象だ。購入したらまず充電しなくてはならない。

パソコン接続が必須

 電源を点けようとするも電源が入らず。困ったことに初期状態では充電されていないようだ。USBケーブルを接続して数時間充電する。そしてようやく起動。起動するもパソコンに繋いで初期設定を行えといわれてしまう。ドライバーソフトウェアを導入し設定を済ます。使うまでに手間がかかる、この点は印象を悪くすると思うのでメーカーには改良していただきたい。
 日本語に対応しているということであるが、搭載されている日本語ドットフォントの品質はよくない。台湾の企業にありがちな品質である。素直に英語表記のまま利用したほうがいい。またWebから日本語のマニュアルもダウンロードできるが、説明されていない用語があり却って何のことか判らない部分がある。日本語マニュアル中に説明も無しに出てくる単語POIはPoint of Interest3)のことである。GPSに詳しく無い私のようなユーザーは説明が無いため最初何のことか判らなかった。

早速試してみた

 2週間程度利用しての感想である。GPSの精度はなかなかである。GPSログでは道路の左側を走っているのか、右側を走っているのか正確に判る。また、心配していた速度メーターの応答速度は有線のそれと比較すると緩慢なものの実用には困らない。停止すると、大きなラグがなく正しく0kmと表示する。また、電池が長く持つので電池残量を気にせず使える。
 高度表示と坂の斜度表示もなかなかである。出発する時にキャリブレーションを行えば、比較的正確に表示される。あと何メートル坂を上らないといけないかとかが判る。これで坂を前にして心得折れることも無いだろう。但し、気圧により計算しているだけなので、天候の変化により大きく気圧が変わってしまった場合は当てにならない。
 外部センサーが不要なため、配線は当然スッキリする。本体をハンドルに取り付けるだけで済む。フロントホークから配線が無くなるだけで、掃除はしやすくなり、見た目も良くなる。
 ソフトウェアに関してはスタンドアロンで動作するものではなく、クラウドなWebアプリケーションと専用ドライバの構成となっている。インターネットが利用出来る環境であれば不自由しないが、インターネットがない環境では当然利用できない。出来ればスタンドアロンなソフトウェアも開発いていただきい。接続するためのドライバは繋ぐ度に「不明なディスク」と表示されたり、アプリケーションとしてドライバデーモンが起動したりする等洗練さに欠けるが、大きなトラブルは今のところ無い。


 Webサイトからはgpsファイルもダウンロードできる。カメラを持ちながら写真を撮れば簡易的なGPSロガーとして活用できるだろう。写真を撮りつつ、自転車で散歩するというユーザには最適な製品だ。
 また、Webアプリケーションに若干のバクが有るらしく、正しく設定が適用されない不都合もあった。今後の改良に期待するところである。それでも総合的にはよくできているので、検討する価値は有るだろう。

追記

 Bryton Rider 30には地図付きのRider 50というモデルがある。方々のレビューによるとこちらは固定方法がいまいちなためか、振動で台座部分が破損しやすい。また地図機能も同様の製品と比較しても劣るということである。Rider 30は今のところ壊れていない。私は利用していないが、ハートレート、ケイデンスセンサーがセットになったモデルもある。セットのセンサーでなくてもANT+4)という規格に対応していればこのRider 30でも利用できる。

諸情報

メーカーサイト

 http://corp.brytonsport.com/products/rider30(英語)

注:
 1)サイクルコンピューターの略。自転車用の計器。
 2)Global Positioning Systemの略。本来は軍事用の衛星を使った測位システムであったが、近年ではカーナビケーション等にも応用されている。
 3)関心がある位置の意味。目的場所等を設定したり、現在地を設定したりする。
 4)Personal Area Network規格の一つ。数メートルの範囲の無線規格。ANT+は低消費電力であり対応した機器で、心拍数、ケイデンス、速度等の情報を交換する。
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