ざさいたま
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結局自転車を購入することに

いいわけ

 ロードバイクの調子が悪かった、スムーズに変速できないことは当たり前、酷いときには変速レバーが壊れてメーカー送りになったことも。騙し騙し乗っていた。この調子が悪いロードバイクは、パナレーサー1)のクロモリ2)で、15年上前に父親が購入したものである。それを弟が譲り受け、そしてパソコンと引き替えに、私へと伝えられたものである。私の手元に来た時には、あまり状態が良くは無かった。
 再整備も考えた。そして自転車店(Bike Cafe FB)の主人によると、「如何せん規格自体が古く、新しい現行のコンポーネントに交換することは全交換になる、ギヤの段数、パイプの経等何処をとっても苦労する」とのことである。そろそろ新しいのも検討しても良いかも知れないと思いカタログを見ていた。

チネリのスーパーコルサ

 クロモリフレームは時代遅れである。しかし、私にとっては自転車というと、細く華奢な姿をしているあの形はどうしても魅力的に見えてしまう。現在手に入る自転車でその希望を叶えてくれそうなものは、チネリ3)のスーパーコルサ4)というモデルがある。古いあの形を守り続けているようである。
 フレームで24万円、最低のコンポーネントであるカンパニョーロ5)のペローチェ6)を組み込んで、モロモロ含めて35万円程度になるとのこと。ヨーロッパ製のロードレーサが、35万円程度で作れてしまう。非常に魅力的であった。しかし問題が浮上した、このフレームを利用するには新たにネジ溝をタップしないといけなく、それには特殊な工具が必要になるとのことである。特殊な工具のことは置いておいて、色をどうするかと無駄なことを考えていた。
 そんなのこんなで、悩んでいると突然のあの大地震が起こった。津波、原発、日経平均が1,500円近く暴落。この事件で財布は堅くなった筈だった。しばらく例の変速できないロードレーサーを乗り続けようと考える。今は自転車に現を抜かしている余裕はない。

カーボンフレーム

 自転車屋を冷やかすも、主人にハイテク素材のカーボンフレームの試乗車があるので乗ってみないかといわれる。主人曰く「クロモリもいいけど、最近のハイテクバイクも捨てがたいよ」とのこと。
 試しに乗ってみる。これがいけなかった。15年以上の旧車と現代の新車では性能は違うことは目に見えている。いままでのクロモリフレームとは別次元である。隔世の感がした。試乗車は非常にバランスが取れている。いくら新型にしても出来過ぎであった。試乗車はもともと店の主人のマイバイクであったようで、目が肥えている主人により入念に部品の選択が行われている7)。また主人の体型と私の体型は似通っているため、フレームの形も私にあっているようだ。それでも、クロモリということでこの日は引き返した。
 どうもあの乗り心地は忘れがたい。クロモリと決めていた筈なのに、しっかりしたものであればカーボンでもよいかと心変わりしていたのである。後日、試乗車はバランスがいいので譲って頂きたいと切り出すと、主人は快く譲ってくれるとのこと。
 堅く締めておいた筈だった私の財布の紐は、あっけなくほどけてしまった。
試乗車 anchor RHM9 レポート)

注:
 1)家電メーカーパナソニックの自転車部門。体型に合わせたカスタムオーダー可能である。
 2)クロームとモリブデンを含むスチール合金フレームのこと。
 3)イタリアの自転車メーカー。どうも自転車の基本性能とかではなくデザインに拘っているようだ。
 4)有名モデルで、イタリア製のハンドメイド。時間が無駄にかかっていることは非常に魅力的である。
 5)イタリアの自転車部品メーカー。略して「カンパ」と呼ばれる。
 6)カンパニョーロが提供する低価格コンポーネント。
 7)コンポーネントはShimanoのDura ACEというだけではなく、とにかく快適なのだ。
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