LOUD PARK 16(1日目)

 SONS OF TEXAS

バンド名にもあるようにテキサス出身の骨太バンド。

そのサウンドとヴォーカルの声質から

PANTERA meets NICKELBACKと称されているようで

最近日本でデビューしたばかり。

骨太グルーヴにフィルのような咆哮ヴォーカル、

そしてサザン風のメロウなパートに

かすれ気味なクリーン・ヴォイスは

一級品でクオリティの高さからヨイショされている。

私はYou Tubeでチェックした程度だが

ライヴではその魅力はあまり伝わらなかった

というのが正直なところ。

特にクリーン・ヴォイスはおざなりで残念。

 

LORDS OF BLACK

リッチー・ブラックモアに見出されたシンガー

ロニー・ロメロが在籍するバンド。

ということで紹介されているが

イニシアチブはギターのトニー・ヘルナンドにあるようで

音楽そのものはギターを中心にしたパワー・メタル。

スペイン出身で最近2ndで日本デビューしたようだ。

ヴォーカルの声量はさすがに十分だが

メロディに関してはどうもイマイチ。

ギター・ワークに重点を置いているような感じで

テクニカルなソロや聴きどころはあるが

曲を知らないせいかあまり楽しめない部分はあった。

 

ALDIOUS

日本の嬢メタル・バンド。

キャバ嬢みたいなコスプレが大人気。

実はアルバムも新作以外聴いているのだが

初期のライヴはとにかく酷かったらしい。

ここにきてようやくLOUD PARKでも

演奏できるレベルになったようで

念願の初参戦だったみたいだが

どうもパッとしない。

いやパッとしないのはやはりヴォーカルのRe:Noだけだろう。

ドラムのMarinaは力強いし

ギターのYoshiは美しく演奏も見事で

相方のトキも上手くなった。

個人的に一番好きなサワちゃんは

キュートな声にバキバキのベースがギャップで可愛かった。

そのバックの演奏に一人浮いているような感じである。

これじゃこれ以上は大きくなれないような気がする。

YoshiのMCはその場で考えたのかな。

 

MYRATH

これがフェスの醍醐味である。

このバンドのレア度は高いだろう。

ということでCAIN’S OFFERINGも

観たかったのだがこちらを優先した。

チュニジア出身でアラビアンなメロディに

メタルの激しさが融合した高品質の楽曲から

徐々に注目され始めている。

アフリカにもメタルがあるんですね。

中東かと思うが北アフリカのヨーロッパより

イタリアのすぐ下あたりにあるので

割と盛んなのかもしれない。

アラビアンな踊り子さんが登場し

演出も見事でここにきてようやくテンションが上がってきた。

だがパフォーマンスに対し

サウンドが伴わなかったのが残念なところ。

 

CAIN’S OFFERING

MYRATHが終わり急いでKINGDOM STAGEへ。

STRATOVARIUSのティモとイェンスに

元SONATA ARCTICAのヤニ・リマタイネンが在籍するバンドだが

実はこちらもあまり曲を知らない。

まだ2ndしか発表していないので

プロジェクト的な感じだが

どうも魅了されるパフォーマンスではなく

まあ仕方ないかなという印象だった。

 

MASTERPLAN

ヨルン・ランデのMASTERPLANが観たいという

気持ちは心の中にしまっておいて鑑賞しましたが

一度上がりかけたテンションは下降気味。

思ったよりもリック・アルツィは頑張っていたが

どうも受け付けない部分がある。

しかもサウンドが最悪で熱くなるものはなかった。

そして何よりも選曲が1stばかりで

何故に2ndからもやらないのか。

苛立ちは募るばかりである。

この後ARMORED SAINTを自由席で少し見たが

EXODUS側のステージの方が人が多く

少しかわいそうな気がした。

 

DANGER DANGER

EXODUSと最後まで悩んだが

やはり音楽的好みでにこちらを選んだ。

一度オリジナル・メンバーで来日した際に

ライヴを観に行ったのだが

その時は初期の曲しかやらないのは理解できた。

だがここでもロブ・マルセロがいるのに

何故REVOLVEからやらないのか。

苛立ちはピークに達し

旬は過ぎているしEXODUSを観ればよかったわい!

テッドさん入り間違えたようで笑ってごまかしてました。

 

SHINEDOWN

テンションがミニマムからマキシマムに!

ここから本日の私のLOUD PARKは始まった

と言っても過言ではない。

LOUD PARKで初めてと思われる

スーツ姿で登場したのは何か違和感があったが

サウンドバランスは一番良く

特にヴォーカルが鮮明で歌詞の一つ一つが聴き取れた。

名前でもあるようにベースのエリックと

ギターのザックは一人で二役をこなし

その二人のコーラスも見事なものだった。

やはりコーラスができるバンドは強い。

サイドギターが必要なのかDevourはやらなかったし

Bullyも聴けなかったのが少し残念だったが

十分満足したライヴだった。

 

QUEENSRYCHE

ここでもジェフ・テイトのQUEENSRYCHEが観たいという

気持ちは心の中にしまっておいて

SHINEDOWNが終わってすぐに駆けつけたが

人の多さにびっくり。

まあ本日のLINEUPを考えれば

こちらを選ぶ人が多いのでしょう。

新ヴォーカルのトッドの高音は

かなりジェフに似ていて好印象だった。

Walk In The Shadowsを聴きたかったのだがやったのかなあ。

個人的にはTIMETABLEが痛いところでした。

 

CHILDREN OF BODOM

個人的には何回も観ているし

別にどうでもよかったのだが暇だから観た。

正直ローペが抜けた穴は大きいのではないか?

以前のような貫禄はないように思う。

アレキシのMCにもうんざりだし

座って体力の回復を待ちました。

相方はNeedled 24/7が聴けて喜んでいたけどね。

 

DOKKEN

オリジナル・メンバーで来日ということで

注目を浴びたかもしれないが

私としては一番どうでもよかった。

正直BLIND GUARDIANを観たかったが

SCORPIONSを前列で観るための準備と

相方がすでに疲労困憊していたので

移動せずにおとなしく鑑賞していたが

やはり観るに堪えなかった。

その要因はドン・ドッケンで

あの巨漢からしてドンだけにドン引きしてしまったが

歌もひどいもんだし

これではSCORPIONSの盛り上げ役にもならん。

一体どうしてくれんだ!

仕方ないので他の3人を観てました。

 

SCORPIONS

単独でTシャツをゲットしていたので

もうグッズには興味ありません。

いややはり何度観ても素晴らしいですね。

単独以上に目で楽しませてくれました。

ステージ中央に花道が設置され

ルドルフは単独以上に動き行ったり来たり。

スモークが噴き出すギターに

もう色々と笑顔にならずにはいられない。

ただ頑張って最前列を確保した人は

あの花道は後姿を観ることになるので

少々気の毒でしたね。

調子の良さも単独と変わりなかったです。

相変わらずクラウスの声には天性のマジックがあります。

セットリストも中間のバラードAlways SomewhereとEye Of The Stormの

2曲はやりませんでしたが

感動のピークはやはりウリとの共演でしょう。

もう泣けてしまいそうでした。

あれだけ会場を一体化させたのは

過去から見ても彼らだけでしょう。

まだまだ現役で行くところまで行って欲しいです。

Bookmark the permalink. Follow any comments here with the RSS feed for this post.
Post a comment or leave a trackback: Trackback URL.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です