SONS OF TEXAS
バンド名にもあるようにテキサス出身の骨太バンド。
そのサウンドとヴォーカルの声質から
PANTERA meets NICKELBACKと称されているようで
最近日本でデビューしたばかり。
骨太グルーヴにフィルのような咆哮ヴォーカル、
そしてサザン風のメロウなパートに
かすれ気味なクリーン・ヴォイスは
一級品でクオリティの高さからヨイショされている。
私はYou Tubeでチェックした程度だが
ライヴではその魅力はあまり伝わらなかった
というのが正直なところ。
特にクリーン・ヴォイスはおざなりで残念。
LORDS OF BLACK
リッチー・ブラックモアに見出されたシンガー
ロニー・ロメロが在籍するバンド。
ということで紹介されているが
イニシアチブはギターのトニー・ヘルナンドにあるようで
音楽そのものはギターを中心にしたパワー・メタル。
スペイン出身で最近2ndで日本デビューしたようだ。
ヴォーカルの声量はさすがに十分だが
メロディに関してはどうもイマイチ。
ギター・ワークに重点を置いているような感じで
テクニカルなソロや聴きどころはあるが
曲を知らないせいかあまり楽しめない部分はあった。
ALDIOUS
日本の嬢メタル・バンド。
キャバ嬢みたいなコスプレが大人気。
実はアルバムも新作以外聴いているのだが
初期のライヴはとにかく酷かったらしい。
ここにきてようやくLOUD PARKでも
演奏できるレベルになったようで
念願の初参戦だったみたいだが
どうもパッとしない。
いやパッとしないのはやはりヴォーカルのRe:Noだけだろう。
ドラムのMarinaは力強いし
ギターのYoshiは美しく演奏も見事で
相方のトキも上手くなった。
個人的に一番好きなサワちゃんは
キュートな声にバキバキのベースがギャップで可愛かった。
そのバックの演奏に一人浮いているような感じである。
これじゃこれ以上は大きくなれないような気がする。
YoshiのMCはその場で考えたのかな。
MYRATH
これがフェスの醍醐味である。
このバンドのレア度は高いだろう。
ということでCAIN’S OFFERINGも
観たかったのだがこちらを優先した。
チュニジア出身でアラビアンなメロディに
メタルの激しさが融合した高品質の楽曲から
徐々に注目され始めている。
アフリカにもメタルがあるんですね。
中東かと思うが北アフリカのヨーロッパより
イタリアのすぐ下あたりにあるので
割と盛んなのかもしれない。
アラビアンな踊り子さんが登場し
演出も見事でここにきてようやくテンションが上がってきた。
だがパフォーマンスに対し
サウンドが伴わなかったのが残念なところ。
CAIN’S OFFERING
MYRATHが終わり急いでKINGDOM STAGEへ。
STRATOVARIUSのティモとイェンスに
元SONATA ARCTICAのヤニ・リマタイネンが在籍するバンドだが
実はこちらもあまり曲を知らない。
まだ2ndしか発表していないので
プロジェクト的な感じだが
どうも魅了されるパフォーマンスではなく
まあ仕方ないかなという印象だった。
MASTERPLAN
ヨルン・ランデのMASTERPLANが観たいという
気持ちは心の中にしまっておいて鑑賞しましたが
一度上がりかけたテンションは下降気味。
思ったよりもリック・アルツィは頑張っていたが
どうも受け付けない部分がある。
しかもサウンドが最悪で熱くなるものはなかった。
そして何よりも選曲が1stばかりで
何故に2ndからもやらないのか。
苛立ちは募るばかりである。
この後ARMORED SAINTを自由席で少し見たが
EXODUS側のステージの方が人が多く
少しかわいそうな気がした。
DANGER DANGER
EXODUSと最後まで悩んだが
やはり音楽的好みでにこちらを選んだ。
一度オリジナル・メンバーで来日した際に
ライヴを観に行ったのだが
その時は初期の曲しかやらないのは理解できた。
だがここでもロブ・マルセロがいるのに
何故REVOLVEからやらないのか。
苛立ちはピークに達し
旬は過ぎているしEXODUSを観ればよかったわい!
テッドさん入り間違えたようで笑ってごまかしてました。
SHINEDOWN
テンションがミニマムからマキシマムに!
ここから本日の私のLOUD PARKは始まった
と言っても過言ではない。
LOUD PARKで初めてと思われる
スーツ姿で登場したのは何か違和感があったが
サウンドバランスは一番良く
特にヴォーカルが鮮明で歌詞の一つ一つが聴き取れた。
名前でもあるようにベースのエリックと
ギターのザックは一人で二役をこなし
その二人のコーラスも見事なものだった。
やはりコーラスができるバンドは強い。
サイドギターが必要なのかDevourはやらなかったし
Bullyも聴けなかったのが少し残念だったが
十分満足したライヴだった。
QUEENSRYCHE
ここでもジェフ・テイトのQUEENSRYCHEが観たいという
気持ちは心の中にしまっておいて
SHINEDOWNが終わってすぐに駆けつけたが
人の多さにびっくり。
まあ本日のLINEUPを考えれば
こちらを選ぶ人が多いのでしょう。
新ヴォーカルのトッドの高音は
かなりジェフに似ていて好印象だった。
Walk In The Shadowsを聴きたかったのだがやったのかなあ。
個人的にはTIMETABLEが痛いところでした。
CHILDREN OF BODOM
個人的には何回も観ているし
別にどうでもよかったのだが暇だから観た。
正直ローペが抜けた穴は大きいのではないか?
以前のような貫禄はないように思う。
アレキシのMCにもうんざりだし
座って体力の回復を待ちました。
相方はNeedled 24/7が聴けて喜んでいたけどね。
DOKKEN
オリジナル・メンバーで来日ということで
注目を浴びたかもしれないが
私としては一番どうでもよかった。
正直BLIND GUARDIANを観たかったが
SCORPIONSを前列で観るための準備と
相方がすでに疲労困憊していたので
移動せずにおとなしく鑑賞していたが
やはり観るに堪えなかった。
その要因はドン・ドッケンで
あの巨漢からしてドンだけにドン引きしてしまったが
歌もひどいもんだし
これではSCORPIONSの盛り上げ役にもならん。
一体どうしてくれんだ!
仕方ないので他の3人を観てました。
SCORPIONS
単独でTシャツをゲットしていたので
もうグッズには興味ありません。
いややはり何度観ても素晴らしいですね。
単独以上に目で楽しませてくれました。
ステージ中央に花道が設置され
ルドルフは単独以上に動き行ったり来たり。
スモークが噴き出すギターに
もう色々と笑顔にならずにはいられない。
ただ頑張って最前列を確保した人は
あの花道は後姿を観ることになるので
少々気の毒でしたね。
調子の良さも単独と変わりなかったです。
相変わらずクラウスの声には天性のマジックがあります。
セットリストも中間のバラードAlways SomewhereとEye Of The Stormの
2曲はやりませんでしたが
感動のピークはやはりウリとの共演でしょう。
もう泣けてしまいそうでした。
あれだけ会場を一体化させたのは
過去から見ても彼らだけでしょう。
まだまだ現役で行くところまで行って欲しいです。