ついに念願のSCORPIONSがやってきた。
そして私にとっての初ライヴを終えた。
まさに感無量である。
北島 康介ではないが何も言えねぇである。
これは実際目と耳で体験しないとわからない。
あの年齢であの凄まじさは圧巻というしかない。
好きだからオーバーに言っているわけではない。
そりゃクラウス・マイネだって昔のようにはいかないが
だからがっかりとかじゃなく貫禄が伝わってきて
昔から変わらない声質の美しさは健在でる。
感動したのはやはり新作からで
CDと変わらない声を聴かせてくれた。
伸びはいいしあの年齢であの声は普通は考えられない。
ルドルフ・シェンカーだって動き回り
お得意のハリケーンを見せてくれたし
目でも楽しませてくれた。
そして意外とソロ弾いてました。
簡単なやつだけね。
マティアス・ヤプスもステップを踏んで楽しそうだったし
お得意のトーキング・モジュレーターも見れた。
途中クラウス・マイネとルドルフ・シェンカーを休ませるためか
サイド・ギターで友人が登場し
インスト・ナンバーを披露していた。
パウエル・マキオダも基盤を支えルックスの良さで魅了していた。
そして何より目立っていたのが
新加入のミッキー・ディーである。
メタル好きにはご存知の通りMOTORHEADのドラマーである。
残念ながらレミーの死によってMOTORHEADは活動を終えたが
彼は良い就職先を見つけたと思う。
まあSCORPIONSでは少々物足りなさを感じないか心配だが
とても力強くドラム・ソロでオーディエンスを魅了し
そして誰よりも盛り上げていた。
その様子はすでに馴染んでいて
正直前任者より上手いし
良い人物を獲得したなと思った。
そんなんだから相方も魅了されてしまったのである。
帰ってきてミッキー・ディー!ミッキー・ディー!と五月蝿い。
明日のLOUD PARKの楽しみが増えたようだ。
レミーを追悼してOverkillを演奏してくれたことも嬉しかった。
ただやはりミッキーだけが目立っていましたが。
完璧を求めるならやはり選曲だろうか。
まあ曲数が多いだけに全ての人を満足させる
セットリストは不可能なわけだが
ウリの時代の曲はやはりウリの音ではないと
判別するのに少々時間がかかった。
メドレーでやったから余計かもしれない。
そして中盤のバラードの連発は少々中だるみし
個人的には何故The Zooをやりたがるのかわからない。
SAVAGE AMUSEMENTからやってくれよと思ったし
前作とか新しめの曲をもっとやってもいいと思う。
あと細かいようだがRock You Like A Hurricaneの
ヴァースでフロアタムがなかったのが残念でした。
あれ結構重要だと思うんですが。
いやーそんなことはどうあれ
明日のLOUD PARK 16がさらに楽しみで仕方ない。
単独でやらなかった曲は入るのか気になるところだが
少なくともバラードの連発はしないだろう。
あの大きなステージでどんなパフォーマンスをしてくれるのか
今から興奮して眠れない。