バンド「DYNAZTY」

2008年にスウェーデンのストックホルムで結成されたメタル・バンド。

音楽性がかなり変化していて

結成当初はヘア・メタルっぽい

ハードなロックン・ロールを演奏していた。

現在の音楽性についてはアルバム・レビューを参照してほしい。

 

DYNAZTYメンバー

(l. to r.)

Jonathan Olsson(ジョナサン・オルソン)<b>

Mike Lavér(マイク・ラヴィア)<g>

Georg Härnsten Egg(ジョージ・エッグ)<ds>

Nils Molin(ニルス・モーリン)<vo>

Love Magnusson(ラヴ・マグヌッソン)<g>

 

ラヴとジョン・ベルグというギタリスト2人に

FOXEYというバンドのリズム隊であった

ジョエル・フォックス・アペルグレンとエッグが加わり

My Spaceで見つけたというニルスが加入したのが始まり。

ジョンが脱退したのが1stリリース直後で

それからはサポートを起用し続け

ラヴの幼馴染であるマイクが加入したのが

2012年発表の3rdの前。

 

2014年 4th  RENATUS

 

RENATUS

 

1. Cross The Line

2. Starlight

3. Dawn Of Your Creation

4. The Northern End

5. Incarnation

6. Run Amok

7. Unholy Deterrent

8. Sunrise In Hell

9. Salvation

10. A Divine Comedy

BONUS TRACK

11. Bring The Thunder

 

前作からジョエルが脱退しジョナサンが加入。

レーベルも移籍しマネージメントも自身で行うことに決め

アルバムのタイトルもラテン語で”生まれ変わる”ということから

何もかもが心機一転し

音楽性も重厚かつ疾走感あるメロディック・メタルへと変化。

例えるとNOCTURNAL RITESに近い部分がある。

正直初め聴いた時はこんなバンドだったかと驚いたが

メロディ・センスとツイン・ギターの華麗さによる

整合性は見事で私の心を一瞬で捉えた。

自信の表れかセルフ・プロデュースで

それを裏付けるように捨て曲なしの佳作。

ニルスのヴォーカルも力強くなり

バンド全体が雄々しくなった。

キーボードが目立つ部分もあるが

これはギタリストの2人が演奏しているのだとか。

唯一A Divine Comedyで前作のプロデューサーで

HYPOCRISYの中心であるピーター・テクレンがゲスト参加。

ボートラは1stのタイトル曲を

新生DYNAZTYのサウンドで生まれ変わらせたもの。

 

2016年 5th  TITANIC MASS

 

TITANIC MASS

 

1. The Human Paradox

2. Untamer Of Your Soul

3. Roar Of The Underdog

4. Titanic Mass

5. Keys To Paradise

6. I Want To Live Forever

7. The Beast Inside

8. Break Into The Wild

9. Crack In The Shell

10. Free Man’s Anthem

11. The Smoking Gun

BONUS TRACK

12. I Want To Live Forever(ACOUSTIC VERSION)

 

先々月発表した最新作。

本作も素晴らしいの一言で

前作の方向性をしっかり継承している。

彼らのことをメロディック・パワー・メタル・バンドと

認知していない人がいたらそれはもう改めた方がいいだろう。

そのくらいオープニングのThe Human Paradoxは

この音楽にベスト・マッチしていないと成せない

キラー・チューンである。

それは相方さえも虜にする威力だ。

Keys To Paradiseのブレイクのように変拍子が目立ったり

外部ライターだが前作にはなかった

バラードI Want To Live Foreverが収録されていたり

またエンディングに相応しい

The Smoking Gunではジョナサンの弟で

MORNING DWELLに在籍するサミュエルが

キーボードを弾いて荘厳でドラマティックな

演出がなされていたりと

より雄々しく強力にかつ流暢に美しく

バラエティ豊かに仕上がっている。

ぜひ来日を期待したいものである。

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