HOUSE OF LORDS
午前中は観たいバンドがないので
グッズに並び外に出て昼食を食べてから参戦。
一発目にして本日で一番の収穫だった。
懸念していた3ステージだが何の問題もなかった。
どうやら観ていたバンドのサウンドが悪かったのかもしれない。
と肝心の彼らだが一つ一つの音が鮮明でバランスも良く
ヴォーカルはCDと同じだったし全体的にもCD以上の出来で
脂が乗っているライヴ・バンドだと証明された。
ジェイムズのお腹にも脂があったが動きが魅力的で
ギターのジミ・ベルもテクニシャンらしく
しかもレフティなのでベースとV字になる配置となっていた。
選曲は今のメンバーになってからのアルバムを中心で
BattleやGo To Hellを聴けたので大満足である。
それなのにGOJIRAと時間が重なったからか
前でゆっくり観れるくらい余裕があった。
しかし初参戦のバンドを同時刻にするタイムテーブルは
配慮が欠けていると思う。
いつでも観れる日本のバンドをもっと上手く配置すればよいのだ。
事実OUTRAGEなんかは午前中にやるようなバンドではないのだから。
ともあれこういったバンドをもっと呼べるようにしてほしい。
そうじゃないと続ける意味がない。
METAL ALLEGIANCE
メタルのオールスターが集まりカヴァーなどを演奏する
フェスでしか見れないようなシチュエーション。
しかしこの名義でアルバムを発表しているので
立派なプロジェクト・バンドである。
HOUSE OF LORDSに夢中だったので
途中からの参戦だったが
音楽がどうのこうのというより
有名どころが集まって演奏している光景は
観ている方も楽しいがやっている方も楽しそうだった。
まあほとんどが出演者たちだが。
唯一DEATH ANGELのマーク・オセグエダだけが
このために来日してくれた。
最後にMETALLICAのSeek And Destroyを
みんなで演奏する光景は新鮮ながら圧巻でした。
ただ相方だけはアリッサが出演キャンセルしたことに
不満を持っていた。
ALL THAT REMAINS
07年度以来のライヴだったが
前回観たときの方が良かったような気がする。
(何せ8年前なので断言はできないが)
そう思った要因は
フィリップのクリーンが安定しないことにある。
というか元々あまり歌えないのでないかと思うくらいで
ライヴが満足にできないなら
昨今の方向性は間違っていることになる。
よってまだグロウル主体だった前回の方が
良かったと思ったのだろう。
実際新作の対照的なオープニングの2曲を
披露してくれたがコアな2曲目の方が断然に良かった。
バックはベースを新たに迎えたにしては良かったが
オリのギターは少し雑なところがあった。
相方は気付かなかっただろうが
ベースはMISFITSのシャツ着てましたよ。
BACKYARD BABIES
こちらは06年度以来のライヴだったが
これから立ち続けることになるので
席に座ってポテトを食べながら観ていた。
少々タイプが異なる彼らのアウェイ感はなかったようで
復活したての彼らも楽しめたのではないだろうか。
ほとんどが知っている曲だったので
新作からはやらなかったのかと思ったが
心地よいヴォリュームのため
少々眠くなってしまったのでよくわからない。
HAMMERFALL
早々に席を立ち足早でKINGDOM STAGEへ。
個人的に本日のハイライトである。
ここでもTESTAMENTと重なったのは残念だが
ここに来ている連中はラウド系が好きなのか
またしても前線でゆっくり観れてしまった。
ドラムのアンダース・ヨハンソンが脱退し
PAINのDavid Wallinという人物が加入したが
どちらかというとパワー系ではない前任者と似たような印象で
全体的に控えめなサウンドにはマッチして
バランスがとれていたように思う。
後方を高くして移動して弾く姿は
まさに王道という感じで
ポンタス・ノルグレンはやはり移籍してきて正解だった。
ヨアキムは元々線が細めなので
ライヴでは心配していたのだが
フェイクすることなく歌えていて
途中喉を休めるためか
代表曲のインスト・メドレーを挟んだが
これには私も楽しませてもらった。
ANTHRAX
もう何回か観ているし
個人的にはFight ‘Em ‘Til You Can’tだけ聴ければ良かった。
それだけ聴いたらROYAL HUNTに移動しようと思っていたのだが
タイミングよくやってくれたので良かった。
そしたら次にIn The Endもやってくれたので
ついつい観てしまった。
チューニングは下がっていたが。
新作はメロディが好きなのでもっとやればいいのにと思うが
やらなければならない曲もあるので難しいところだ。
ジョーイの声は今までで一番調子良かったと思う。
ROYAL HUNT
2回目のライヴだが今回はヴォーカルがD.C.クーパーなので
これは見逃せないなと思ったわけだが
最近のアルバムは聴いたことがないし
やはり聴きたいのは名盤のPARADOXからである。
そしたらちょうどRiver Of Painが始まっていた。
しかも続けて曲順通りに演奏してくれるではないか。
これは移動してきて良かった。
D.C.クーパーは今もミラクルで
サウンドもCD通りのバランスで聴き応えがあった。
個人的にはHOUSE OF LORDS、HAMMERFALLと
彼らが本日のTOP3だったように思う。
CHILDREN OF BODOM
PARADOXに満足した私はまたしても途中で切り上げ
久しぶりのライホくんを堪能しようとしたが
相変わらずのMCだし
演奏もあんまり変わらんなあと思ったわけである。
寧ろローペがいないからタイトさに欠けてるような。
しかもローペの代わりにヤンネの弟さんがサポートしていたが
明らかにライホくんとヴォリュームが違うんですが。
それになんでNeedled 24/7をセトリから外してるの?
個人的にはDownfallはもういらないと思うんだが
彼らはどうやら気に入っているみたいなんだな。
こちらもGAMMA RAYが始まるころに切り上げ
ARCH ENEMY命の相方とは初の別行動。
GAMMA RAY
うーん最初からあまり期待はしていなかったが
予想以上にひどかったですね。
もう落ち目のバンドとしか思えません。
それはカイが原因であって声は全く出ないし
コーラスのディルク・シュレヒターが
歌った方がいいんではないかと思うくらい。
しかもなんで本家が明日出るのに
I Want Outをやるんだい?
声出ないのに無謀ですよ。
それでも唯一心残りなのが
後半に聴きたい曲を演奏したのでそれが観れなかったこと。
もう二度と観ようとは思わないが
これだけでもせめて観たかった。
じゃあ観れば良かったではないかと思うが
ARCH ENEMYにヨハンが登場するとなれば
こちらの方がレアなので諦めるしかなかった。
ARCH ENEMY
彼らはいつ観てもサウンドはいいし満足させてくれる。
先ほどTOP3と書いたが
それは私が初めて体験したからであって
セミ・ヘッドライナーには相応しい内容だった。
相方は釘付けだったが
ヨハンよりアリッサが観たかったことだろう。
ヨハンが登場したら電話をしてと言っておいたので
直様駆けつけたわけだが
やはり現在メンバーの方がしっくりきた。
ラストのFields Of Desolationは
METAL ALLIEGIANCEで感じたような心境になった。
SLAYER
いつも最初は張り切っているのだが
途中で疲れて後方に下がってしまう。
バスドラの音が半端ないんですよ。
喉ちんこが揺れるほどの爆音だが
どうも今回はバスドラだけが
目立ちすぎてるような気がした。
個人的にポール・ボスタフのドラムは硬質で的確だが
デイヴの方がなんかしっくりくる。
トム・アラヤはやはり年々迫力がなくなっているようだし。
まあこの歳でこんな音楽をやっている自体驚異なんだが。
相方はケリーの動きに釘付けだったようです。
ハンネマンへの敬意を示すのに
ハイネケン・ビールのラベルを模した
エンブレムがバックに掲げられた。