本「貘の檻」

2014年4月刊行

著者:道尾 秀介

 

貘の檻

 

8年ぶりの書き下ろし長編ミステリー。

 

あの女が私の目の前で死んだ。

かつて父親が犯した殺人に関わり

行方不明だった女が

今になってなぜ…

真相を求めて信州の寒村を訪ねた

私を次々に襲う異様な出来事。

果たして誰が誰を殺したのか?

 

貘は夢を食べる動物として知られているが

こんな悪夢なら食べて欲しいと思う。

その悪夢こそが真実なのだが

このタッチがホラーなので原点回帰したような印象を受ける。

よって久しぶりの書き下ろしということもあり

期待させてくれるのだが

如何せんエンジンがかかるのが遅い。

内容もヘヴィだし道尾さんを読み慣れてない人は

読み疲れしてしまうかもしれない。

たださすが道尾さんで頭に映像が浮かぶほどの場景で

こんな場所で事件が起こるわけがないと思わせる。

道尾さん節の人間模様と

変わらず伏線は全て回収してくれるので

それが如何に現実的でないにせよ

不満に残ることはないだろう。

後味はすっきりしないかもだが。

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