1998年 チャッキーの花嫁
好み度 ★★☆☆☆ 2.5
前作まではコンスタントに制作していたが
長い年月が流れサブタイトルを付けるなど
明らかに方向性を変えてきたシリーズ4作目。
前作から10年後
バラバラになったチャッキーを
人間時代の恋人であるティファニー(ジェニファー・ティリー)が
復元してしまいまたまた復活。
人間の姿へ戻るために
自身の死体が埋葬された墓へ行く。
オープニングはホラー映画も手掛ける
WHITE ZOMBIEのヴォーカルで
今はソロとして活動するロブ・ゾンビ。
チャッキーの花嫁が登場するということで
シリーズのファンには嬉しい設定だったが
ただのホラーファンは失望してしまう
コメディ要素が強い作品となった。
チャッキーも茶目っ気を見せ始めたが
やってることは変わらず凶悪なので
そのギャップが面白いという人もいるだろう。
区切りをつけ新たなシリーズの幕開けなので
アンディは登場しない。
2004年 チャッキーの種
好み度 ★★☆☆☆ 2.0
偽腹話術師の道具として扱われていた人形は
ある日TVで殺戮人形の都市伝説を見る。
その男女の人形に自分と同じ刻印があるのを見て
自分の両親だと確信した人形は彼らのもとへ向かう。
チャッキーの子どもが登場するということで
内容的には前作の延長線上。
だが完全にコメディ映画と言っていいくらい
ふざけていて下品な作品。
その徹底ぶりに何か吹っ切れた感はあるが
観ているととてもバカバカしくて
恐怖を与えていた頃を思うと不満が残る。
でも退屈というわけではないので
こういうものだと腹を据えて観れば楽しめる。
2013年 誕生の秘密
好み度 ★★★☆☆ 3.5
レンタルでもまだ準新作となっている
約9年ぶりとなるシリーズ最新作。
生まれつきから車椅子で生活している女性ニカ(フィオナ・ドゥーリフ)の母宛てに
差出人不明の不気味な人形が送られてくる。
その日以来ニカの周りの人物が不審な死を遂げていく。
人形に原因があると踏んだニカは行動に移す。
チャッキーの声が変わらないのは嬉しいことだ。
その声優の娘が主人公を演じている。
タイトルからも察するように
コミカル要素は払拭され原点回帰となっている。
以前のチャッキーが戻って来たのは嬉しいし
やっていることはさらに残虐で恐怖を感じるのだが
どうもしっくり来ないというか
全盛期の面白さを感じることができなかった。
チャッキーの顔があまりにも整い過ぎていて親しみを感じない。
だが化けの皮が剥がれる瞬間や
ティファニー本人や1, 2のアンディ本人が登場する
小細工はとても良かった。