海外ドラマ「HEROES」

2006年9月から2010年10月までアメリカのNBCで放送

全77話 Season 4完結

好み度 ★★★☆☆ 3.0

 

Heroes

 

日本でプリズン・ブレイクとLOSTのブレイク時期に

もう一つ話題になっていたのがこのHEROES。

超能力者をテーマにしたSFドラマ。

かなりブレイクから遅れたが

当時は日本人の俳優が瞬間移動を成功させ

タイムズ・スクウェアで「ヤッタ〜!!」と叫ぶシーンが

話題になっていた。

 

世界中であらゆる特殊能力が人々に備わり始める。

彼らの使命とは何なのか?

ニューヨークが吹き飛ぶという未来を阻止しようと

超能力者たちは出会い奮闘する。

だがそこに相手の能力を奪う殺人鬼が現れる。

 

殺人鬼「サイラー」の存在は大きい。

だがこの悪者を超能力者たちが協力して倒すという

単純なヒーロー話ではない。

個人的には超能力を駆使した派手なアクションが観たかったので

単純な方が良かったわけだが

それでは長いドラマには物足りないというか

一捻りないと成立しないし続かないと思う。

この一捻りというのが厄介で

実際面白いことは事実なのだが

一体何がしたいの?と突っ込みどころが満載なのである。

作りが良かったのはシーズン1までだろう。

あとはファミリー・ドラマでも観ているかのような

緊迫感がない状態が続く割合が高い。

そして最も酷いのが日本の世界観である。

アメリカ人を対象としているので問題ないかもしれないが

如何にもアメリカ人が作りましたという雑な設定である。

話題となったマシ・オカの重要度が高いだけに

えせ日本人のアンドウの存在が醜い。

日本人が観たら拍子抜けである。

最後まですっきりしない中途半端なドラマだ。

なお「HEROES REBORN」という短編の新シリーズが

放送される予定らしいが果たしてどうだろうか。

 

それでは私の好きな登場人物ランキング!

 

第1位 ニキ・サンダース

HEROESにはそれほど魅力的な登場人物がいないが

彼女は一番メタルな人生を歩んでいる。

美人だし家族思いだが多重人格者で

凶暴な人格者「ジェシカ」が現れる設定が良い。

 

第2位 モヒンダー・スレシュ

シーズン1では好印象だったのだが

薬を投入したことにより衝動的になり

自分中心に行動するようになる哀れな教授。

超能力に憧れを抱いていた結果

虫人間というなんとも皮肉で醜い姿になった。

 

第3位 ノア・ベネット

主要人物の中で唯一超能力を持たない。

自己再生できるクレアの義父だが

娘を溺愛しすぎるシーンが多く

そのためクレアは反発を繰り返す。

そのうざさがなければ一番魅力的な人物である。

 

第4位 サイラー / ガブリエル・グレイ

能力の副作用により超能力者の能力を奪う殺人鬼となる。

だが元々は平凡な時計職人で根から悪ではない。

なので常に自らの葛藤と戦っている。

彼がいなければこのドラマは成り立たない。

 

第5位 ヒロ・ナカムラ

東京で働く時空間を操れるオタク。

同僚のアンドウと行動するが

そのやりとりはコメディのよう。

シーズン2からは扱いが雑だが

キーマン的な立場でもある。

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