アーティスト「KING DIAMOND」

LOUD PARK 13のヘッドライナーを飾るのは

デンマーク出身のキング様です。

よくぞこの人を呼んでくれた。

キング・ダイアモンドが所属するバンドは

MERCYFUL FATEとステージ・ネームと同じKIND DIAMONDがあるが

前者は後に紹介するとして

まずKIND DIAMONDの紹介からしたい。

始まりはMERCYFUL FATEの解散後に結成。

メンバーは流動的だが

ギターのアンディ・ラ・ロックだけがパートナーのようなもの。

現MOTÖRHEADのミッキー・ディーもオリジナル・メンバーだった。

自らの名を冠しているように

キングのコンセプトを表現するバンドで

基本的には彼からのインプットが割合を占める。

よって殆どがコンセプト・アルバムで

キングの声を生かしたホラーでカルト的な

正統派ヘヴィ・メタルが特徴。

 

King Diamond

 

キングの声は好き嫌いがはっきり分かれるだろう。

不気味に蠢く中低音を歌っていたと思ったら

個性的な素っ頓狂ファルセットが炸裂する。

それにKISSのような白黒メイクで

シアトリカルなパフォーマンスをするものだから

変態的としかいいようがない。

この声が生理的に受け付けない人は

キングのアルバムは全て聴けないだろう。

オリジナル・アルバムは全部で12枚だが

その殆どはバンド仲間から頂いた。

 

1987年 2nd  ABIGAIL

 

ABIGAIL

 

1. Funeral

2. Arrival

3. A Mansion In Darkness

4. The Family Ghost

5. The 7th Day Of July 1777

6. Omens

7. The Possession

8. Abigail

9. Black Horsemen

BONUS TRACKS

10. Shrine

11. A Mansion In Darkness(ROUGH MIX)

12. The Family Ghost(ROUGH MIX)

13. The Possession(ROUGH MIX)

 

最高傑作と謳われているアルバム。

妻が悪魔の子を身籠もるというコンセプト。

曲題にオーメンとあるようにB級ホラー映画を

メタルで表現したようなサウンド。

やはりそれにはキングのヴォーカルは不可欠である。

だが印象に残るようなメロディアスなコーラスではないし

MERCYFUL FATEみたいにリフで引っ張るような感じではない。

だが展開が変わるドラマティックな構成と

ソロに重点を置いた叙情ある様式美ギターが

このコンセプトを見事に具現化している。

それにチャイナが心地よく響く

ミッキー・ディーのドラミングが拍車を掛けていて

アルバムを通して聴いた後には

満足感が広がるであろう。

現在は日本盤を手に入れることは難しいが

是非歌詞にも注目してほしい。

 

試聴

A Mansion In Darkness

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