バンド「MEGADETH」

今年のSUMMER SONICに参加が決まった

スラッシュ・メタル四天王の一つ。

よく日本のTVにマーティ・フリードマンが出るときに

元MEGADETHと紹介されているので

聞いたことがある人はいるだろう。

METALLICAを解雇されたデイヴ・ムステインが1983年に結成。

彼がいればMEGADETHは成り立つ。

メガデスとは核戦争による被害を表す言葉で

DEATHというスペルからAを抜いたのは

その関連性を薄めるためだとか。

歌詞の影響もそれ関連や政治的なことが重要視されている。

一度解散しているが

現在は結成前のときのように

積極的にアルバム制作やライヴを行っている。

四天王の中では一番多く来日しているのではないだろうか。

 

音楽性はMETALLICAやSLAYERと比べると

アルバムによって特色がはっきりしていて

ポップ寄りでメロディアスなものになったり

スラッシュ・メタルの枠にとどまらない音楽を追究している。

また他の四天王より曲構成や展開がちょっと複雑で

変態的というかリフ等もテクニカルなものが多い。

 

MEGADETHメンバー

(l. to r.)

Shawn Drover(ショーン・ドローヴァー)<ds>

David Ellefson(デイヴィッド・エレフソン)<b>

Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン)<g&vo>

Chris Broderick(クリス・ブロデリック)<g>

 

1986年 2nd  PEACE SELLS… BUT WHO’S BUYING?

 

PEACE SELLS... BUT WHO'S BUYING?

 

1. Wake Up Dead

2. The Conjuring

3. Peace Sells

4. Devils Island

5. Good Mourning / Black Friday

6. Bad Omen

7. I Ain’t Superstitious

8. My Last Words

BONUS TRACKS

9. Wake Up Dead(RANDY BURNS MIX)

10. The Conjuring(RANDY BURNS MIX)

11. Peace Sells(RANDY BURNS MIX)

12. Good Mourning / Black Friday(RANDY BURNS MIX)

 

キャピトル・レコードがマスター・テープを買い取る前の

ランディ・バーンズがミキシングしたヴァージョンが

ボーナスとして収録されているリマスター盤。

ランディの方が生々しい音作り。

METALLICAへ怒りをぶつけるかのような

また彼らには絶対負けないという表れか

かなり攻撃性が強かったデビュー作から

1年しか経っていない本作は

攻撃性を維持しつつも

複雑なリフやリズムも研ぎ澄まされ

楽曲に磨きがかかったような印象。

スリリングなギター・ソロといい

ゾクゾクするような興奮度はMETALLICAより上。

 

試聴

Peace Sells

 

1988年 3rd  SO FAR, SO GOOD… SO WHAT!

 

SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!

 

1. Into The Lungs Of Hell

2. Set The World Afire

3. Anarchy In The U.K.

4. Mary Jane

5. 502

6. In My Darkest Hour

7. Liar

8. Hook In Mouth

BONUS TRACKS

9. Into The Lungs Of Hell(PAUL LANI MIX)

10. Set The World Afire(PAUL LANI MIX)

11. Mary Jane(PAUL LANI MIX)

12. In My Darkest Hour(PAUL LANI MIX)

 

ポール・レイニがミキシングした初期ヴァージョンが

ボーナスとして収録されているリマスター盤。

こちらはかなり音質が悪い。

ギターとドラムが解雇されて新たなメンバーで制作。

本作はデイヴ本人は気に入ってないみたいだが

メロディが増し危険度が薄れているので

初心者には聴きやすいかもしれない。

だがスラッシュのザクザク感は健在だし

展開や曲の構造に視点が置かれているので

難しいかもしれないが

デイヴがいうインテレクチュアル(知的)・スラッシュが

ここに来て完成しつつあったのだなと思った。

前2作が好きな人には批判されそうだが

ドラマティックな展開は一聴する価値はある。

SEX PISTOLSのカヴァーであるAnarchy In The U.K.を

チョイスししかも3曲目に持って来たのは何故なのか?

 

試聴

In My Darkest Hour

 

1990年 4th  RUST IN PEACE

 

RUST IN PEACE

 

1. Holy Wars… The Punishment Due

2. Hangar 18

3. Take No Prisoners

4. Five Magics

5. Poison Was The Cure

6. Lucretia

7. Tornado Of Souls

8. Dawn Patrol

9. Rust In Peace… Polaris

 

またギターとドラムが脱退し

新たにマーティ・フリードマンとニック・メンザを迎えた

最高傑作として名高いアルバム。

メタル歴史に残る傑作で

メタル好きなら通らなくてはならない作品。

メロディ好きの私も勿論好物で

フリードマンの加入が大きく影響を及ぼしている。

デイヴに指示されて演奏しているかのような

機械的な前任者たちと比べれば

フリードマンのエモーショナルな叙情フレーズは絶品で

それと相変わらずの複雑怪奇とアグレッションが同化された

楽曲群はカタルシスをもたらしてくれる。

Holy Wars… The Punishment DueとHangar 18は

MEGADETH史上1, 2を争う名曲。

 

試聴

Hangar 18

 

2007年 11th  UNITED ABOMINATIONS

 

UNITED ABOMINATIONS

 

1. Sleepwalker

2. Washington Is Next!

3. Never Walk Alone… A Call To Arms

4. United Abominations

5. Gears Of War

6. Blessed Are The Dead

7. Play For Blood

8. À Tout Le Monde(Set Me Free)

9. Amerikhastan

10. You’re Dead

11. Burnt Ice

BONUS TRACK

12. Out On The Tiles

 

ソロ・アルバムとして制作された前作は除き

正式に再結成そしてドローヴァー兄弟とジェイムズ・ロメンゾ<b>という

メンバーで始動した再結成第1弾アルバムといっていいだろう。

実際には第2弾なのだが

ROADRUNNER RECORDSに移籍して心機一転しているので。

内容は一言でいうとキャッチー。

スピードやソリッド感も控えめで

受け入れ難い人もいるかと思うが

わかりやすくメロディックなWashington Is Next!を筆頭にした

楽曲はどれも聴きやすく

個人的には好感が持てる。

LACUNA COILのクリスティーナ・スカビア嬢と

デュエットした「YOUTHANASIA」収録のA Tout Le Mondeを

リメイクしたのはちょっと意外。

 

試聴

Washington Is Next!

 

2009年 12th  ENDGAME

 

ENDGAME

 

1. Dialectic Chaos

2. This Day We Fight!

3. 44 Minutes

4. 1,320′

5. Bite The Hand

6. Bodies

7. Endgame

8. The Hardest Part Of Letting Go… Sealed With A Kiss

9. Head Crusher

10. How The Story Ends

11. The Right To Go Insane

BONUS TRACK

12. Washington Is Next!(LIVE)

 

黄金期が戻ってきたかのような

攻撃性溢れる評価が高いアルバムで

再結成後の最高傑作と言っていいだろう。

それにより発売直ぐさま購入。

ドローヴァー兄弟の弟グレンが脱退し

デイヴ以上にテクニカルなクリス・ブロデリックが加入。

そのクリスの貢献度が本作をスリリングなものにしている。

SLAYERのケリー・キングも好きだと言っていて

(ただThe Hardest Part Of Letting Go… Sealed With A Kissだけは嫌い)

攻撃性やスピード感は申し分ない。

ケリーの場合はただアコギの音が嫌いなだけだろうと思うが。

ただ初期のような複雑さには欠けているので

物足りないと思う人もいるかと思うが

それは高望みしすぎだし罰当たりというもの。

 

試聴

Head Crusher

 

2011年 13th  TH1RT3EN

 

TH1RT3EN

 

1. Sudden Death

2. Public Enemy No.1

3. Whose Life(Is It Anyways?)

4. We The People

5. Guns, Drugs, & Money

6. Never Dead

7. New World Order

8. Fast Lane

9. Black Swan

10. Wrecker

11. Millennium Of The Blind

12. Deadly Nightshade

13. 13

BONUS TRACK

14. Public Enemy No.1(LIVE)

 

解散前までデイヴと共に活動し

オリジナル・メンバーであるデイヴィッド・エレフソンが復帰。

それと入れ替えにジェイムズ・ロメンゾが脱退。

13作目ということの他に13という思い入れが強いことから

タイトルにそのまま持って来た。

収録曲も13曲だし徹底的なこだわり。

これで2013年発表だったら完璧だったが

ファンはそこまで待てないだろう。笑

前作でまだ彼らは最高!と思わせただけに期待されたが

またポップな色が戻ってきてしまっている。

私としては特に問題視することではないのだが

うちのドラム曰くPublic Enemy No.1のどこがNo.1なんだとのこと。

確かに解散前のポップな作風に比べると

首を傾げてしまうが

それでも駄作というには勿体無い。

 

試聴

Public Enemy No.1

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