バンド「CELLADOR」

アメリカのネブラスカ州オマハで結成された

自称”ボンバスティック・メロディック・キャッチー・スピード・パワー・メタル”

よってDRAGONFORCEと比較されることが多い。

アメリカらしい部分はほとんどなく

言われなければヨーロッパのバンドだと思うだろう。

LOUD PARK 07で初来日するも

それからは鳴りを潜めていた。

そのときは私も現場にいたが

日本人彼女募集中というTシャツで

演奏していたことくらいしか思い出せない。

 

CELLADORメンバー

(l. to r.)

Diego Valadez(ディエゴ・ヴァラデズ)<key>

Nick Mccallister(ニック・マカリスター)<ds>

James Pickett(ジェイムズ・ピケット)<b>

Chris Petersen(クリス・ピーターセン)<g, vo>

 

2006年 1st  ENTER DECEPTION

 

ENTER DECEPTION

 

1. Leaving All Behind

2. A Sign Far Beyond

3. Never Again

4. Forever Unbound

5. Seen Through Time

6. Wakening

7. Releasing The Shadow

8. No Chances Lost

 

アメリカ版DRAGONFORCEと言われるのも無理もない。

若さ特有の勢いがありスピード感があった。

ただしデビュー時は鍵盤奏者はいなかったので

根本的には違うと思うのだが

アレンジという点ではまだ未熟。

ハイトーンのヴォーカルも力量はあるが

どうもメロディが頭に残らない。

ギターも随所で良いフレーズがあるのだが

曲としての纏まりに欠ける。

それで長めの曲をやるもんだから

余計印象に残らないのかもしれない。

 

2017年 2nd  OFF THE GRID

 

OFF THE GRID

 

1. Sole Survivors

2. Break Heresy

3. Shadowfold

4. Wake Up The Tyrant

5. Off The Grid

6. Swallow Your Pride

7. Shimmering Status

8. Good Enough

9. This Means War

10. Running Riot

JAPANESE BONUS TRACK

11. Faceless Dark

 

先々月発表した11年ぶりの新作。

すっかりと忘れていたがまだ活動していたらしい。

初期のメンバーはクリス・ピーターセンのみ。

その彼がリード・ヴォーカルを担当。

彼のヴォーカルは初期の人より好きである。

ギターとの兼任はこの音楽性だけに難しそうだが

現在では自信がついてきたようだ。

メンバー写真では4人しかいないが

レコーディングしたのがこの4人というだけで

現在はもう一人のギタリストである

エリック・マイヤーズという人物がメンバーにいる。

鍵盤奏者を迎えているので

DRAGONFORCEと似通ってしまったが

実際の音楽を聴くとそうとは思わない。

SWALLOW YOUR PRIDEのブラスト・ビート部分は

そうかなとは思うが

アレンジも成長したし

メロディも全部が印象に残る。

勢いが衰えたという表現は間違いで

その必要性がないだけだ。

曲もコンパクトだし

私にとってはかなりお気に入りの傑作。

Good Enoughは映画「グーニーズ」の主題歌で

シンディ・ローパーのカヴァー。

これでやっとアメリカを連想させるが

妙にしっくりきてるのでさらに好印象。

バンド「BLOODBOUND」

メロディアス・ハード・ロック・バンドの

STREET TALKのフレドリック・バーグと

同じく初期のメンバーだったトマス・オルソンによって

結成されたスウェーデンのパワー・メタル・バンド。

実は新作しか聴いたことがないのでなんとも言えないが

初期の頃はIRON MAIDEN風な正統派を演奏していたらしい。

次第にMANOWERのような漢臭いパワーが備わり

またメロディにも磨きを加え

今では一つの枠では収まりきらない

旬のヘヴィ・メタルを網羅したような印象。

 

BLOODBOUNDメンバー

(l. to r.)

Anders Broman(アンダース・ブローマン)<b>

Tomas Olsson(トマス・オルソン)<g>

Patrik J Selleby(パトリック・ヨハンソン)<vo>

Fredrik Bergh(フレドリック・バーグ)<key>

Henrik Olsson(ヘンリク・オルソン)<g>

 

パトリックは元DAWN OF SILENCEのメンバーで

ギターの二人は兄弟。

 

2017年 7th  WAR OF DRAGONS

 

WAR OF DRAGONS

 

1. A New Era Begins

2. Battle In The Sky

3. Tears Of A Dragonheart

4. War Of Dragons

5. Silver Wings

6. Stand And Fight

7. King Of Swords

8. Fallen Heroes

9. Guardians At Heaven’s Gate

10. Symphony Satana

11. Starfall

12. Dragons Are Forever

BONUS TRACK

13. The Dark Side Of Life (DEMO)

 

先々月発表した新譜。

ドラムのペレ・エイカーリンドが既に脱退しているようで

本作では演奏しているものの

メンバー写真には含まれていない。

某雑誌のレビューで

いかにもメタルですというような

ベタなワードが多く

これは「狙っている」ということを指摘されていたが

ちょっと気になって試聴してみたところ

SABATONのようなヴァイキング風の感じに

相方が気に入ってしまい購入してみた。

確かにDragon, Fire, Skyといったワードが頻繁に聞き取れる。

全体的に聴いてみると

シンフォニック・メタルかというくらい

キーボードが多用されているのだが

どこかで聞いたことがあるようなフレーズが多く

ヴォーカルもこの手の音楽ではよくある声なので

彼らの個性というのが伝わりにくい。

ここでも狙っているような曲作りだが

メロディがかなり良いので救われている。

ある意味多様性があり

上手くピースを組み立てているので

なんだかんだメロディ重視の人ならば

楽しめてしまうのだが。

ライヴでは凄く盛り上がりそうだし。

アルバム「BRINGER OF PAIN」

先月発表したBATTLE BEASTの新譜。

 

2017年 4th

 

BRINGER OF PAIN

 

1. Straight To The Heart

2. Bringer Of Pain

3. King For A Day

4. Beyond The Burning Skies

5. Familiar Hell

6. Lost In Wars (FEAT. TOMI JOUTSEN)

7. Bastard Son Of Odin

8. We Will Fight

9. Dancing With The Beast

10. Far From Heaven

BONUS SONGS

11. God Of War

12. The Eclipse

13. Rock Trash

14. Far From Heaven (ACOUSTIC)

 

前作発表後にソングライターでリーダーの

アントン・カバネンが解雇同然の状態で

バンドを去るという異例の事態。

来日公演でちょっと裏切られた感があったが

その時にプレイしていたヨーナ・ビョルクロトが正式に加入。

彼はキーボード奏者ヤンネの実弟である。

そんな中心人物不在の影響が

どれだけ出たか知るには

買わないとわからない。

ジャケットの雰囲気も一掃されたし

半信半疑の状態だったが

いざ封を開けてみると

あれ?あんまり変わらないな。

解雇してまでやりたいことは何なのかと

ある意味拍子抜けしてしまったが

重要な作品ということで

リスクを犯すのは勇気がいるのだろう。

そんな本作を掘り下げてみると

まずキャッチーさが増した。

前作のTouch In The Nightの延長線上にあるような

もはやメタルではないダンス・ポップの

Dancing With The Beastが象徴している。

ノーラの歌を最大限に生かしているわけだが

それも彼女の幅広いジャンルに対応出来る声があるから。

そして気がかりなのがシンプルになっているということ。

彼女を生かすためにシンプルになったとも考えられるが

シンプルさという点では1stに近い印象。

しかしそれに比べると拳を突き上げたくなるようなメタル感が

足りないのでパワーが減衰したと

感じてしまうのは悪い方向である。

80年代の横ノリ曲もいいが

やはりパワフルな曲をもっと期待したい。

まあ全体的にクオリティは高いから

贅沢な要求なのかもしれないが。

バンド「FIREWIND」

様々なバンドに所属し

今やオジーの専属ギタリストになった

ギター・ヒーローのガス・Gが

これ一本でやっていくと決めたバンドが

このFIREWINDである。

ギリシャ出身でザクザクしたサウンドが

いかにもメタルですって感じで好きなのだが

テクニックだけでなくメロディのセンスも良いのが

聴くものを惹きつける要因だろう。

パワフルなハイトーン・ヴォーカルと

過度になりすぎないキーボードの

典型的な正統派メタル・バンドである。

 

FIREWINDメンバー

(l. to r.)

Bob Katsionis(ボブ・カティオニス)<key>

Petros Christo(ペトロス・クリスト)<b>

Jo Nunez(ジョー・ヌネズ)<ds>

Henning Basse(ヘニング・バッセ)<vo>

Gus G. (ガス・G)<g>

 

2003年 2nd  BURNING EARTH

 

BURNING EARTH

 

1. Steal Them Blind

2. I Am The Anger

3. Immortal Lives Young

4. Burning Earth

5. The Fire And The Fury

6. You Have Survived

7. Brother’s Keeper

8. Waiting Still

9. The Longest Day

BONUS TRACK

10. Still The Winds

 

初期の頃はメンバー・チェンジが絶えなかった。

ベースが現在もいるペトロス・クリストに

ドラムがPAGAN’S MINDのスティアン・クリストファセンにチェンジ。

1stと2ndはリアル・タイムで聴いていたわけではない。

1stは再リリースされたからまだしも

2ndは最近安く手に入れたばかり。

暑苦しいヴォーカルは変わらないが

前作の方が印象に残ったような気がする。

よって二桁も回数を聴いていないので

それではレビューを書くのに申し訳ないと思い

書きながら聴いているのだが

やはりリフもメロディも大味というか

全然印象に残らないので面白みがない。

サウンドは紛れもなくガス・Gだし

The Fire And The Furyの印象的なソロはあるのだが

これでは他バンドでガス自身の知名度が上がったものの

それをこのバンドで逆転させることはできなかっただろう。

 

2005年 3rd  FORGED BY FIRE

 

FORGED BY FIRE

 

1. Kill To Live

2. Beware The Beast

3. Tyranny

4. The Forgotten Memory

5. Hate World Hero

6. Escape From Tomorrow

7. Feast Of The Savages

8. Burn In Hell

9. Perished In Flames

10. Land Of Eternity

BONUS TRACK

11. I Confide

 

今度はヴォーカルがスリランカ出身だという

チティ・ソマパラにチェンジ。

そして専任キーボードに現在もいるボブ・カティオニスが加入。

レーベルも移籍した本作からやっと

野暮ったさが抜けたというか

ギターもヴォーカルもキャッチーになったので

聴きやすくなった。

やはり人の印象に残るのはメロディだろう。

それにはやはりヴォーカルの声質によるところが大きい。

前任者のような暑苦しさは多少あるが

ヘヴィな曲とメロウな曲とで

うまく使い分けている。

その特性を生かしたガスのソング・ライティングも見事で

これならリスナーの期待に応えられるだろう。

 

2006年 4th  ALLEGIANCE

 

ALLEGIANCE

 

1. Allegiance

2. Insanity

3. Falling To Pieces

4. Ready To Strike

5. Breaking The Silence

6. Deliverance

7. Till The End Of Time

8. Dreamchaser

9. Before The Storm

10. The Essence

11. Where Do We Go Form Here?

BONUS TRACKS FOR JAPAN

12. Healing Tool

13. Demon Nights

 

掛け持ちしていたバンドを全て辞めて

このバンドだけで勝負しようと決めた渾身作。

またもヴォーカルが以降定着する

ギリシャ人のアポロ・パパサナシオにチェンジ。

ドラムもHELLOWEENいたこともあるマーク・クロスにチェンジした。

決意しただけあって洗練された一枚で

やっとテクニカルなギターに曲の良さが追いついた。

これで知名度に恥じない一発を放ったということで

一級バンドの仲間入りだ。

個人的にアポロの声は大好きで

前任者たちとは違う正統派にぴったりの声質。

でも一撃必殺的な曲は見つからないので

まだまだ進化することに期待したい。

 

2008年 5th  THE PREMONITION

 

THE PREMONITION

 

1. Into The Fire

2. Head Up High

3. Mercenary Man

4. Angels Forgive Me

5. Remembered

6. My Loneliness

7. Circle Of Life

8. The Silent Code

9. Maniac

10. Life Foreclosed

BONUS TRACKS FOR JAPAN

11. Ride To The Rainbow’s End

12. Spirits In A Digital World

13. Mercenary Man (ACOUSTIC VERSION)

 

前作では母国で成功を収め

ギリシャのバンドといえばFIREWINDと思いつくくらい

各国で注目され始めた。

そこでさらに磨きを増した本作。

実際私も一番聴き込んだアルバムで

どれもフックがありメロディも過去最高。

また80年代メタルからの影響も顕著で

ヨーロピアンな様式美はここがピークだった。

このまま良い方向へ進んでくれたらよかったが

オジーの専属ギタリストになり

それが無意識に作用したのか

欧州らしさが薄まりヘヴィになっていく。

なおManiacはマイケル・センベロのカヴァー。

 

2017年 8th  IMMORTALS(不滅神話)

 

IMMORTALS

 

1. Hands Of Time

2. We Defy

3. Ode To Leonidas

4. Back On The Throne

5. Live And Die By The Sword

6. Wars Of Ages

7. Lady Of 1000 Sorrows

8. Immortals

9. Warriors And Saints

10. Ride Form The Ashes

JAPAN BONUS

11. Vision Of Tomorrow

12. Hands Of Time (DEMO)

13. Ode To Leonidas (DEMO)

 

先々月発表した新譜。

前作でドラムのジョー・ヌネズが加入。

本作では長年の顔だったアポロが脱退し

METALIUMで活動していたヘニング・バッセが加入。

それが5年もの間が空いた要因の一つだろうが

一番はガスがソロやオジー・バンドで忙しくしていたからだろう。

そもそもアポロ脱退の原因はそこであって

アポロが他の活動に魅力を感じてしまうのは

仕方がないのかもしれない。

そして久々のリリースで心機一転し

初のコンセプト・アルバムを制作。

テーマは母国ギリシャのペルシャ戦争時代。

曲名から一目瞭然のOde To Leonidasは

あらゆる視聴覚で取り上げられているテーマだが

ギリシャ生まれの彼らが表現するのとでは説得力が違う。

ただ伝え役のヘニング・バッセはドイツ人なので

私としては微妙な心境になってしまう。

しかし音楽はギリシャがテーマなので

原点に戻り欧州的な様式美が復活。

冒頭から久々のハイ・テンションで

Live And Die By The Swordのように

ドラマティックな楽曲が目立ち

メロディも心に残る印象的なものが多い。

音楽的な面ではやはりヘニング・バッセは強烈である。

また多少暑苦しさが戻ってきたが

ヘルプで参加したこともある彼の加入は

妥当であり間違いない人選だろう。

バンド「KREATOR」

ドイツ出身のヴェテラン・バンドで

SODOM, DESTRUCTIONと並んで

ジャーマン・スラッシュ・メタルの三羽ガラスと言われている。

正直なところアメリカの四天王より

ジャーマンの方がコンスタントだし

質も高く好きである。

どうせならジャーマンも四天王にしたいところだが

もう一つ彼らに匹敵するバンドが思いつかない。

と思い調べてみたらどうやら

TANKARDというバンドを含めて

THE TEUTONIC BIG 4と言われているらしい。

 

結成は82年だが当初はTORMENTORと名乗っていて

SLAYERを凌駕するほどの高速サウンドだったが

彼らもインダストリアルやゴシック要素を取り入れ

ミレのヴォーカルまでもがメロディを歌うようになるという

紆余曲折を経て現在のサウンドに落ち着いている。

その現在のメロディック・スラッシュは

スウェーデンのイエテボリ・スタイルと称されるほど

メロディックで耳目をひくものがある。

 

KREATORメンバー

(l. to r.)

Sami Yli Sirniö(サミ・ウリ・シルニヨ)<g>

Mille Petrozza(ミレ・ペトロッツァ)<vo&g>

Christian Giesler(クリスチャン・ギースラー)<b>

Ventor(ユルゲン”ヴェンター”レイル)<ds>

 

ミレとヴェンターはオリジナル・メンバーで

フィンランド人のサミはWALTARIのメンバーでも有名。

 

2012年 13th  PHANTOM ANTICHRIST

 

PHANTOM ANTICHRIST

 

1. Mars Mantra

2. Phantom Antichrist

3. Death To The World

4. From Flood Into Fire

5. Civilization Collapse

6. United In Hate

7. The Few, The Proud, The Broken

8. Your Heaven My Hell

9. Victory Will Come

10. Until Our Paths Cross Again

 

LOUD PARKで見て以来急速にファンになった。

スラッシュのアルバムは普段あまり買わないのだが

このメロディアスさは私でも見過ごすことはできない。

これは全編においてアグレッションでブルータル。

それでいてメロディアス。

最強の融合。

凄まじいエネルギーでカッコよすぎる。

このミレが歌っていたなんて信じられないが

やはりこの吐き出す咆哮があってこその音楽だろう。

過去のアルバムも聴きたくなってきた。

 

2017年 14th  GODS OF VIOLENCE

 

GODS OF VIOLENCE

 

1. Apocalypticon

2. World War Now

3. Satan Is Real

4. Totalitarian Terror

5. Gods Of Violence

6. Army Of Storms

7. Hail To The Hordes

8. Lion With Eagle Wings

9. Fallen Brother

10. Side By Side

11. Death Becomes My Light

JAPANESE BONUS

12. Earth Under The Sword

 

先々月発売した新譜で

WACKEN 2014のライヴDVD付き初回限定盤。

帯のヴェンターの担当がキーボードになっている

という誤表記のもの。

いやーこれも素晴らしいです。

前作からプロデューサーも音楽性も変わらないが

ラストのDeath Becomes My Lightが尊重するように

ドラマ性を強調し邪悪さも増している。

メロディの良さも更に磨きを増していて

アモット兄さんですか?と思わせる部分も。

よりブルータルによりケルティックに。

これほどのクオリティを現在も作り続ける彼らは

当代一番のスラッシュ・メタル・バンドではないだろうか?

それほどマストな作品である。

アルバム「SILVER」

年明けに発表したGOTTHARDの新譜。

 

2017年 12th

 

SILVER

 

1. Silver River

2. Electrified

3. Stay With Me

4. Beautiful

5. Everything Inside

6. Reason For This

7. Not Fooling Anyone

8. Miss Me

9. Tequila Symphony No. 5

10. Why

11. Only Love Is Real

12. My Oh My

13. Blame On Me

BONUS TRACKS

14. Walk On

15. Customized Lovin’

16. Comin’ Your Way

 

新体制第一弾のアルバムは話題性はあったものの

個人的には物足りなかったので前作は見送ったのだが

本作は好評のようなので購入に踏み切った。

ニック・メイダーが加入して三作目にあたる本作は

デビュー25周年ということでそのままSILVERというタイトル。

海外でも銀婚式というしきたりはあるのだな。

このままGOLDまで続けて欲しいが

まるでそのくらいの作風というぐらい

大人びた渋く深みのある作品となっている。

ニックの声は加入したての頃は

やはりスティーヴを意識していたのだろう。

私も非常に似ている声だと思っていたが

年数を重ねバンドに馴染んできたことにより

自分らしさを見せ始めている。

随所でデイヴィット・カヴァデールを彷彿させる

ブルージーな声が自分らしさなのだろう。

よってか前作で宣言したように

それを意識したブルージーな作風。

デビュー当初もブルージーな要素が見受けられたし

彼らの原点はここなのかもしれない。

確かにスティーヴ在籍時のファンからしたら

物足りなさを感じてしまうかもしれないが

聴き込むとかなり洗練されていることがわかる。

私も最初は物足りなかったのだが

メロディに関しても

移動中でも聴きたくなるような味があり

とても好印象でヴォリュームの多さも気にならない。

次作もこのままの路線で行くのか気になるところだ。

Tequila Symphony No. 5は「運命」を捩っていて面白い。

DYNAZTY TITANIC MASS TOUR: TOKYO SHOWDOWN

もう会場へ早く行くことはやめた。

開演ギリギリだが最後尾の中央に良い場所があった。

最近O-WESTで観る機会が多いが

彼らも東京で一夜限りの公演。

初来日はみんなこんなもんですかね。

ルックスも良いし

会場は満員になるかと思いきや

ECLIPSEのときよりは少ない感じ?

ただやはり年齢層は多少若めかと。

サウンドがガラリと変わった影響もあるのでしょうか?

本人たちも現在のサウンドが本来の形と

公表しているだけあって

新作と前作からメーンに演奏するだろうと思ったので

行ってみたわけだが(相方が行く気満々だった)

3rd以前の曲も何曲かあったにせよ

ほぼ期待通りの選曲だった。

Free Man’s Anthemもやってくれたし

あとは Cross The Lineだけやってくれれば

大満足だっただろう。

そして肝心の演奏は妥当な感じ。

サウンドバランスも良いし

一つ一つがちゃんと聴き取れた。

もっと音圧が欲しかったところだが。

モーリンの声もパワフルで

高音もしっかりと出ていた。

ただ水を飲む場面が多く

休ませるためかメンバー一人一人のソロが設けられ

しかもそれが淡々としているので

少々退屈な時間もあったことは事実。

まあエッグちゃんは

本来パワフルに叩くドラマーではないのだろう。

証拠にツーバスは使わないこだわりがあるようだ。

きっと様々なプレイスタイルを心得ているんだろう。

2フロアタムに土管みたいなのがあったのだが

それがツーバスの代わりをしているのだろうか?

サウンドが変わる前の

アルバムを聴いていないからかもしれないが

やはり最近の曲の方がメロディも良いし

映えると思った。

LOUD PARKにでも出演すれば

もっと人気が出るんじゃないだろうか。

映画「セッション」

2014年 アメリカ

好み度 ★★★★★ 6.0

 

Whiplash

 

アカデミー賞にノミネートされた

ジャズ・ドラマーの青年とスパルタ教授の

ドラマを描いた映画。

 

有名音楽学校に進学したニーマン(マイルズ・テラー)は

そこで最高の指揮者フレッチャー(J・K・シモンズ)の

バンドに所属することに成功したのだが

そこで待っていたのは

怒声と暴言を連発するスパルタ教育だった。

 

見よう見ようと思っていたのに

すっかり忘れてしまっていた。

どうやら監督の実体験に基づいているようだが

この異様な空間は興奮と驚きで脇汗がダラダラである。

それほど映画を観ていない私では

説得力がないかもしれないが

今世紀で最強なのではないかと思えるほど。

ただ本家の方からは

主人公のドラムは下手すぎるとか

速いことだけ意識してグルーヴがないとか

酷評らしいのだが

そんなものは映画なのだからどうでもいいと思う。

ましてや一般人にグルーヴなんてわかりにくいだろう。

速さ=巧さのステータスの方が

音楽を知らない人でもわかりやすい。

まあジャズに速さは必要なのかと訊かれたら

首を傾げてしまうのだが。

音楽的なことはさておき

この映画の最強たる所以は

やはり俳優の演技力だろう。

これがあの凄まじい空間を作り出している。

血を出してまで練習をする姿はプロでは当たり前のこと。

まあ私は生憎ヴォーカルなので経験はないが

共感できる部分はあるわけだ。

ラストの衝撃の後が気になるところだが

あれはあれで良い効果である。

音楽を知らない人でも

是非オススメしたい一本である。

バンド「METALLICA」

言わずもがな

メタル界では知らない人はいない

アメリカのメタル・バンド。

一般人でも知っている人は多く

知名度的にも最も影響を与えた

No.1メタル・バンドだろう。

スラッシュ・メタル四天王の一角とされているが

オルタナ等の影響を受けた

所謂問題作と称される作品が多い。

 

METALLICAメンバー

(l. to r.)

Kirk Hammett(カーク・ハメット)<g>

Lars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)<ds>

Robert Trujillo(ロバート・トゥルージロ)<b>

James Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)<g&vo>

 

個人的な呼び方があるが

ここではやめといた方がいいだろう。

81年にジェイムズとラーズを中心に結成。

有名なことだが当初問題児だった(ある意味現在も)

MEGADETHのデイヴがメンバーだったこともある。

しかし解雇により確執が絶えなかったが

現在では大人になったので一緒に

フェスに出たりしている。

実は四天王の中ではあまり聴いていない方だが

初期の作品は未だに人気があり

事故死してしまったクリフ・バートンを

惜しむ声が今でもある。

 

2003年 8th  ST. ANGER

 

ST. ANGER

 

1. Frantic

2. St. Anger

3. Some Kind Of Monster

4. Dirty Window

5. Invisible Kid

6. My World

7. Shoot Me Again

8. Sweet Amber

9. The Unnamed Feeling

10. Purify

11. All Within My Hands

 

ジェイソン・ニューステッドが脱退し

オジーのバンドで活躍していたロバート・トゥルージロが加入。

これが最大の問題作と言われている。

タイトル通り怒りをぶつけた作品で

サウンドもそれに倣ったように

あまり頂けない感じだが

ソロを排除し無駄に曲が長い作風は

彼らのこれからの活動に必要な通過点だったとしても

あまり好んで聴く気にはなれない。

グルーヴはいいと思うので

サウンドが良くなれば格好良くはなるんだが。

 

2008年 9th  DEATH MAGNETIC

 

DEATH MAGNETIC

 

1. That Was Just Your Life

2. The End Of The Line

3. Broken, Beat & Scarred

4. The Day That Never Comes

5. All Nightmare Long

6. Cyanide

7. The Unforgiven III

8. The Judas Kiss

9. Suicide & Redemption

10. My Apocalypse

 

前作とは打って変わって

リック・ルービンをプロデューサーを迎え

原点に回帰したことで評判となった。

確かにサウンドは頗る良くなったし

リズムもファストになった。

リフを中心とした曲調の中に

印象的なフレーズが飛び出してくるところも

好感が持てるが

変わらず曲は長めだし

最近の感じも残っているので

クリフがいた初期の作品に回帰したというよりは

…AND JUSTICE FOR ALLの方が近いだろう。

まあベテランが原点回帰したということに

意味があるのかもしれない。

The Unforgivenはシリーズ化していくのでしょうか?

 

2016年 10th  HARDWIRED… TO SELF-DESTRUCT

 

HARDWIRED...TO SELF-DESTRUCT

 

CD1

1. Hardwired ◎

2. Atlas, Rise! ◎

3. Now That We’re Dead

4. Moth Into Flame ◎

5. Dream No More

6. Halo On Fire

 

CD2

1. Confusion

2. ManUNkind

3. Here Comes Revenge

4. Am I Savage?

5. Murder One

6. Spit Out The Bone ◎

 

先々月発表した約8年ぶりの新譜。

やはりNo.1なのだから買わないわけにはいかないだろう。

ロニーのメドレーやIRON MAIDENのカヴァー等に加え

ライヴ音源をCD容量満載に収録したボーナスCD付きの3枚組海外盤。

日本盤でも同じCDが付いてくるので安い海外盤を選んだというわけ。

そこは妥協したわけだが

聴いてみるとやはりMETALLICAだなと言わざるを得ない。

ヘットフィールドの刻みだけでノリノリになれる。

まあ他はどうでもいいとして

前作よりメロディが印象に残るので好感が持てる。

特にMETALLICAっぽくはないかもしれないが

Moth Into Flameが気に入ってます。

しかしマストなのは最初だけのような感じで

全体的にミドルな曲が多く

曲も相変わらず長めなので

飽きる部分はあるかもしれない。

最近のファンならともかく

往年のファンはもはや見放している部分もあるかもしれないが

やはり◎をつけたような速い曲が欲しいと

思ってしまうのは仕方ないことなのかもしれない。

New Fucking Year!

明けましておめでとうございます。

1年は早いものです。

本年も当ブログをよろしくお願いします。

Stay Heavy!